就職サイトの立場から切り込む教育問題の話
こんにちは!チアキャリア の平塚です。
2020年7月1日に会社を設立してから10ヶ月。あっという間に1年が経とうとしています。目まぐるしい変化を楽しみながら毎日を過ごしていると、ベンチャー企業に特化をした就職サイトを運営してたまに感じる誤解があります。
それは、我々がベンチャー企業に行け!ということを強く押した考え方を持っているという誤解です。
チアキャリアは【ベンチャーに行け!】【大手に行くな!】というサービスではありません。
【大手に行くもよし。】【ベンチャーに行くもよし。】
ただ、知らないというだけで見向きもされていない、選択肢に入ってすらいない。みんなが知らない優良企業の存在をたくさんの知って欲しい。そう、思ってベンチャー企業にスポットライトの当たる就職サイトを運営しています。
Aさんにとってぴったりの会社がBさんにとっても必ずしも当てはまる、なんてことはあり得ないと考えています。自分の行きたい方向性と、会社の掲げる方向性の一致。
そこに、主体性を持って、やりがいにワクワクできる幸せのキーがあると考えています。
そのため、大手偏重の就活市場に対し、中小ベンチャー企業で働く選択肢を増やすことが使命であります。
【大手企業に行けないから仕方なくベンチャー企業に行く】のではなく【大手企業に行けるけれど、あえてベンチャー企業を選ぶ】そんな日本の経済の起爆剤となるような優秀な人材の育成と排出、そしてその人材と中小ベンチャーのマッチングにこそ我々の真の存在価値や存在意義があると考えています。
日本の教育の問題
そして、この仕事をしていると日々直面するのが、日本の働くに関する教育の問題です。
よく、就活のミスマッチ問題などで就職してから3年以内に人が辞めてしまうこと。大手志向・ブランド志向などの話題が出ますが、それってそもそも何が原因なのでしょうか。私は、日本は働くということに関する教育の機会が極端に少ないことが問題であると考えています
大学3,4年生のいわゆる就活生になって初めて、【どんな業界?どんな職業?】などを考え始めても遅い。もっともっと前の段階から、働くについて考えたり学んだり触れ合う機会を提供するべきだと考えています。
現実問題として、コロナ禍で1000~4999人の企業を希望する学生は29.1%増、5000人以上の企業を希望する学生は51%増と大手志向が増えている傾向があります。
しかし求人数を見てみると、300人未満の企業が38.1万人、300~999人の企業が12.3万人、5000人以上の企業は4.5万人の求人を募集しています。
つまりはほとんどが300名未満の中小ベンチャー企業の求人です。でも大学側でも次の入学志願者にPRになるような大手・有名企業への就職実績を出したいなど、それぞれの思惑があり、最初っから中小ベンチャー企業を推奨するようなことはあまりしませんよね。正しい情報が正しく伝わっていないということも往々にしてあるでしょう。
そして、学生は【中小ベンチャー企業が嫌】というより【中小ベンチャー企業を知らない】という状況であることを痛感しています。つまり、嫌なのではなくそもそも選択肢に入っていない問題が。でも、実はこのベンチャー企業という新しい選択肢を知った瞬間に【世の中にこんな面白い会社あったんだ!!】という顔つきの変わる瞬間があります。我々はこの顔つきが変わる瞬間を一つでも多く生み出したい。これによって、もっとキャリアの選択肢が増えて自分らしい働き方にワクワクする人が増えるのでは、と考えています。
社会的課題の根底
日本には解決すべき社会的課題がたくさんあります。
労働人口減少、ミスマッチ、空き家問題、東京一極集中
(過密・リスクヘ脆弱性・地方の人材流出・資産格差・規模の不経済) 、
事業継承問題、女性の活躍問題、消滅可能性都市、地方大学存続。
私は日本の社会的課題を突き詰めて考えていくと、全て教育の問題に帰結すると考えています。
Cheerとしても単なる採用屋で終わらず、
日本の社会的課題を見据え経済の起爆剤になるような優秀な人材の輩出と、
中小ベンチャー企業とのマッチングで日本経済の発展に貢献したい。
そんな思いから事業のテーマを"地域創生"と"教育"において挑戦を始めました。
まずは、日本の働く教育を変える、若い世代にキャリア教育を提供し
優秀な人材の輩出に貢献する教育事業としてスキルアップ事業をスタート。
カテゴリは3つ。【職能・マインド・就活】
生きたビジネスと業界のトッププレイヤーたちから学べることが最大の武器となる取り組みです。
例えば、東証一部上場企業の常務取締役・チャンネル登録200万人超の教育系YouTuberなど普段講演などはお金を支払わないと話を聞けないような、ありがたい学びを、学生は無料で受講可能にしています。日本の教育に課題を感じてくださる同志となる講師の方々には本当に感謝です。
スキルアップスクールの紹介はこちら
https://lp.cheercareer.jp/skill-up-seminar
本当に私自身が受けて学びを乞いたい。笑
そして優秀な学生の育成と輩出を目指して、若者の可能性を広げるべくビジネスコンテストの主宰もスタート!日本の社会的課題をテーマにビジネスのフレームワークを組み立てたり、プレゼンしたり、審査員に錚々たる起業家が登場したりなど、本当に将来に活きる場を提供します。
ゆくゆくは日本の事業継承問題の解決の糸口になったり、地方創生ビジネスコンテストも地域と連携しながら展開していきたいと考えています。
ビジネスコンテストこちら
https://lp.cheercareer.jp/business-model-competition
これからのテーマ【地方創生と教育】
まさに今が、年間10万人が利用するベンチャー企業に特化をした就職サイトから日本の働くにおいての教育を変革する存在へと駆け上がるフェーズです。
「教育改革」「域学連携」及び「産学連携」活動を相互に連携・実施しながら、地域で活躍できる人材を輩出するとともに若者の地域定着を進める
産・学・官・民協働の体制を各地域に整備し、地方創生に向けて展開可能かつ持続性のある仕組みづくりの基盤事業を推進します。
地方創生の持続的推進の決め手は「仕事づくり」。
民間の未来志向、地域視点、ビジネス感覚が地方創生を成功に導くと考えています。
こういう話をすると話題がつきませんが、詰まるところ、地方創生・教育関連でコラボレーションできる企業・学校など大歓迎です。
学校とのコラボはこちら
https://lp.cheercareer.jp/career-counseling
ぜひぜひお気軽にご連絡ください^^