タビビトノキ

語ることで自分をセラピーしている、自分のための雑文です。 誰かをクスッとさせられたら、私は癒されます。

タビビトノキ

語ることで自分をセラピーしている、自分のための雑文です。 誰かをクスッとさせられたら、私は癒されます。

3月31日(日）婚姻ステータスを確認する。

私は予告通り、渋谷に出かけた。 14:51 私 "渋谷に行きました 伝統的な建物とビルが同時に収まる とても魅力的な街です" 14:52 私 "人々が神楽を見ながらbeerを飲んでます(beer) 多分、ここは世界一平和なスポットです。" 16:12 Gavin "渋谷は日本の東京の有名な地域でしょう 桜は美しいですね 渋谷で何か特別な食べ物を試したことはありますか？" 16:15 Gavin これはとても楽しくてリラックスした体験のように聞こえます！ 神楽は日本の伝統的

タビビトノキ

    • 3月30日（土）インスタからLINEへ移動

      自己紹介をし、互いのステータスを確認する。家族構成、年齢。 たわいもない、食事の話と週末の過ごし方。 20:24 私 追加したよ 20:32 Gavin "こんばんは！ あなたとLINEで交流できて嬉しいです。 その後、神社やグルメなどの経験をもっと教えてほしいです。 私の名前は蘇景浩です。友達はみんな私をGavinと呼んでいます あなたを何と呼べばいいですか？" 20:34 私 Ayaと読んで下さい よろしくGavin 20:37 Gavin "互いに勉強する。今夜Aya

      タビビトノキ

      • 7月5日（金）あれから１ヵ月たち

        蘇（Gavin)のことを考えない日がない。 （くそ～～忘れられない） しつこい夏風邪に引いた時、伝えたかった。 会社で嫌なことがあっても、彼のメッセージで癒されていた。 私の身に起こったことに気にかけてくれるのは彼だけだった。 （それが、詐欺師の手口だからだけどな） 始まりは３月２９日（金）インスタグラムのリクエストメッセージだった。 「こんにちは、お邪魔します これは何ですか！ これは手作りですか？ 彼はとても精巧で美しいようです。できれば、この手作りの名前を教えてくれ

        タビビトノキ

        • 6月11日(火）振り込め詐欺救済法を知る

          「急な申し立てで申し訳ありませんが、本日午後半休をいただきます。 ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします」 社内チャットに流し、休暇を取得。ブラックな残業も明るくこなした日々の融通をきかせて下さいよ貯金が溜まっている。こんな日こそ放出するのだ。 明るいうちに会社を出て、サラリーマンが忙しそうに往来するオフィス街を解放されたリズムで歩くのは気持ちがいい。それが警察署に向かう足だったとしても。 取調べ　調書　犯人　被害届　 セリフのような単語が私の人生で使われているこ

          タビビトノキ

          6月10日（月）　事情を聴いてもらう

          パジャマから着替え、レインコートを羽織り、自転車で警察署に向かう。 強めの雨の中、動揺する気持ちをどうにか冷静に保つよう。事故にあわないように気をつけなくちゃ。今は警察署に向かうことに集中して、すべらないように。つぶやきながらペダルをこいだ。 「倉田さんですか？電話をくださった。大丈夫ですよ。話を聞きます。」 電話をとってくれた警察官の女性だった。 ホッとして涙ががでた。 私の姿は濡れた犬そのものだった。 アウトドア用でない、簡単な雨をよける身幅のある、おしゃれレインコ

          タビビトノキ

          6月10日（月）　事情を聴いてもらう

          タビビトノキ

          ６月９日（日）　警察署へ相談

          今晩もLINEを送り合う。4月30日から毎晩欠かさずメッセージを送り合っている。 20:12 Gavin ハニー、夕食は食べましたか？ 今日は私の父の料理ですよ。 買った食材はとても新鮮で、この料理を作るのにも多くの時間がかかりませんね。" 彼は毎週日曜日両親と過ごす。 中央のターンテーブルがある円卓に大皿料理が並んでいる。 毎週同じ食卓の風景。料理だけで人は映らない。 20:15  私 はい夕飯を食べました。 エビ　カニ　東南アジア料理ですね。トマトと卵の炒め物はわた

          タビビトノキ

          ６月９日（日）　警察署へ相談

          タビビトノキ

          ６月11日（火）　被害届をだす。

          ２畳にも満たない部屋の奥に座って開けたままのドアの外を見ている。 建物も備品も古く、簡単に買い替えできない警察署刑事課の一室に私は座っている。 担当刑事の水谷さんが被害届を作成するのを待っている。 時々、腰にロープを巻かれ、二人の刑事に連れられている男がドアの右から左、左から右へ往来する。どの刑事も柔道・剣道といった日本武術をしている人特有の凛とした佇まいをして、みんな忙しそう。 そんな空間に私は国際ロマンス投資詐欺の被害者として、ここにいる。 水谷さん「お待たせしました

          タビビトノキ

          ６月11日（火）　被害届をだす。

          タビビトノキ