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育休から復帰して1ヶ月経たないうちに心が折れそうになった私が救われた言葉

こんにちは、ちーきーです。

昨年4月に女の子を出産しました。娘も無事に1歳を迎え、先月から保育園に入園し、私は約1年3ヶ月の産休・育休を経て職場復帰をしました。
早速心が折れかけている話と、心がふっと軽くなった話です。


復職後のバタバタ劇

大変だろうと覚悟はしていましたが、まぁ~~~想像もつかなかったことが次から次へと起こり、毎日ほげほげしてます。(新生児の時に、娘の泣き声が「ほげ~ほげ~」と聞こえたことをきっかけに、旦那と私の間で流行している言葉。「ほげる」という動詞にもなっており、「やばい」的な感じでどんなシチュエーションでも使える便利な言葉です)

夫婦共にリモート勤務が難しく、通勤に往復2時間をかけつつ家事育児をこなす毎日。やっと会社に到着して朝礼に参加しているときに容赦なく保育園からの呼び出し電話がかかってきて、とんぼ帰りで電車に乗るなんていうこともざらにあります。そんなこんなで体力的な辛さっていうのももちろんあるんですが、私の場合、メンタルがもうほげほげすぎてつらいんです。

どうしても罪悪感を感じてしまう

どういうことかというと、一言で言えば「罪悪感」。復帰して1ヶ月経っていないのに、娘の体調不良によりすでに何日休んだか数えきれないくらいです。毎朝祈るような気持ちで検温して、37.5°を超えた瞬間に「あ~~~今日もまた会社いけない…」と落胆し、上司に「大変申し訳ございません、また娘が…」と連絡を入れる。さらに、私は法人営業をしているのですが、復職のご挨拶のために、育休前に担当していたお客さんとのアポをたくさんとっていたものの、当日朝にリスケをお願いするという事態も多発。また、社外の人が企画してくれた私の復職祝いランチも次々と欠席する始末(主役なのに!)。そのたびに、「大変申し訳ございません!せっかくお時間いただいていたのに…」「本当にすみません!私のために企画してくださったのに…」と、もう罪悪感で胸がいっぱいで。もちろん、保育園に入園したら洗礼を受けて風邪をもらいまくってくることは知識としては知っていたし、そこまでの罪悪感を抱く必要がないことは頭では理解しているのです。ただ、今まで部署に育休を経て職場復帰した女性の先輩もいなかったため、どこまで周りに理解してもらえてるか不安で。やる気がないって思われてたらどうしよう、とか、お荷物だと思われたくない、休みに入る前と比べて半分以下のパフォーマンスしか出せていない、私のキャリアこれからどうなっちゃうの?…と、いろんな思考が毎日頭の中をぐるぐるぐるぐる。

お客さんの言葉にはっとする

そんな中、今日お話をしたお客さんの一言に救われたので、これを書き残しておきたいと思ったんです。今日も今日とて娘が熱を出してしまい、お客さんが企画してくれた復職ランチを直前でリスケをお願いすることになってしまい、いつものごとく電話口で「すみません!申し訳ございません!」を連発していた私。そしたら、そのお客さん(彼女も2児のママ)が言ったんです。「もちろん全然大丈夫ですよ。保育園入園初年度なんてそんなもんですから。それよりちーきーさん、『すみません』っていうのやめません?うちの会社では、こういうときにママが必要以上に謝るの禁止にしたんです。すみません、すみません言っているうちに余計に委縮しちゃってメンタル的にもよくないし、何より、自分のせいでママがペコペコして謝ってる…って感じたらお子さんが悲しいと思いますよ」目から鱗でした。そんな視点で考えたことなかった。意識がつい自分、自分に向いてしまうけれど、娘の視点から考えてみたら。まだ言葉はわからなくても、きっと赤ちゃんは、そういうの雰囲気で感じ取ってしまう。自分のせいで…、って思ってしまうかもしれない。そう考えたら、お客さんとの電話にも関わらず涙がどんどん出てきました。ごめんね。あなたは何も悪いことしてないよ。そして、その時改めて気づいたのですが、あれ、私も別に悪いことしてないよな…!

もちろん、子供がいるから急に休んだり早退するのは当たり前でしょ、周りも理解してくれて当然でしょ、という態度で仕事に臨むのは違う。チームで動いている以上、私が抜けた穴を誰かが自分の業務にプラスしてカバーしてくれていることは常に頭に入れて、お詫びと感謝の気持ちを表すことは大切なことだと思う。ただ、必要以上に罪悪感をもったり、謝りすぎるのもまた違う。「お互い様」の精神で、何かあったときに今度はわたしができることでチームに貢献できれば良いんだなと思えるようになりました。ちなみに、先ほどのお客さんの会社でも、お互い様の精神で、お子さんがいるワーカーの方の急な予定変更等に寛容な文化であると同時に、それを支えてくれるワーカーさんたちにもフレキシブルな働き方にも寛容だそう(「え、今日推しのライブなの?早退していくしかないじゃん!!」ってな具合に)。素敵ですね。

共育てとはよく言ったもので、娘が家族にからというもの、今までは考えたこともなかったようなことを考えたり、自分の思考のクセに気づいたりすることがとても増えました。まだまだ未熟なママだけど、娘に堂々とした姿を少しでも見せられるように、これからも精進していきたいです。

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