
愚痴と怒りは百害あって一利なし--「誰も教えてくれなかった“社会人の心得”を20年で学んだ話」⑥#今年学んだこと
こんにちは。ごんごんです。
2児を子育て中のサラリーマンパパです。
私は今年、節目?の45周年を迎えました。
そんな私が「今年学んだこと」をご紹介します。
愚痴と怒りは百害あって一利なし
「百害あって一利なし」
すごい言葉ですよね?私は過去に喫煙していたとき、タバコに対してよくこの表現が使われるのを耳にしました。
いやいや、一利くらいあるよ?と。
タバコを吸う空間を共有することで連帯感が生まれる、とか、ストレス解消に欠かせない、とか。
今年は気づきました。
もしかしたら、タバコ以上に「百害あって一利なし」なものがあって、それは愚痴と怒りではないかと。
気づくのに45年もかかりました(笑)
とはいえ、私が完全に愚痴と怒りをやめて聖人のようになった、なんてことはなく、抑えきれない愚痴と怒りを吐き出してしまう場面は少なからずあります。
飲み込み続けるのも危険
とはいえ、飲み込み続けるのも危険です。
愚痴や怒りってすごいエネルギーですよね?
怒りは、他者に対して大声で罵倒したり、壁や物に当たったりしなければ解消できないような大きなエネルギーです。
体内でずっと抱え込むと破裂してしまうでしょう。
愚痴は、飲み込んだ怒りを吐き出す行為、といえます。
実際、愚痴を言えばスッキリした気分になりますよね。
そういう意味では、愚痴は保護装置のような役割を果たしています。
それでも愚痴や怒りは何も生まない
愚痴や怒りは抱え込まないほうがいい、
でも、どう吐き出すかは考えなければいけません。
なぜかというと、愚痴は怒りは、とても主観的なものだからです。
それを吐き出される側は少なからずいい気分ではありませんよね?
身近にすぐ怒る人がいたらどうでしょう?
とても気を使うし、面倒くさくて関わりたくないですね。
愚痴を言いがちな人がいたらどうでしょう?
聞いている側もネガティブな気持ちになりますね。
お酒を飲むと、愚痴が出やすくなる人もいます。(私)
愚痴を言いながら、ああでもない、こうでもないというのも一種の楽しみではありますが、それを嫌って飲み会を敬遠する人もいるのではないでしょうか。
愚痴や怒りを別のエネルギーに変えて活用する
じゃあどうすればいいか?
愚痴や怒りといった大きなエネルギーを、別のエネルギーに変えましょう。
愚痴や怒りを吐き出す、というのは、例えると「発電した電気を何も使わず、ただ放電する」ようなものです。
せっかく発電したのなら、それを活用しちゃいましょう。
愚痴は改善の力に
愚痴を言うとき、「だから駄目なんだよ」「こうすればよかったんだよ」あたりが常套句ですね。
これを飲み会の場で言うと愚痴ですが、職場では提案のネタになります。
もちろん、「ここが駄目です」だけだと論外ですので、改善策を合わせて説明しましょう。
愚痴では何も変わりません。吐き出して一時的にスッキリしても、職場で同じことが起こったら、また愚痴を言いたくなるのです。
抜け出せないループですね。
愚痴を改善提案に変えることができれば、職場の環境が善くなるきっかけになるかもしれませんし、結果的に自分のスキルにもつながるでしょう。
怒りは自分自身の気づきのきっかけに
怒っているときは、何に怒っているのか、その根源をしっかり探りましょう。
決して人にぶつけてはいけません。
怒りは自分自身でも気づいていない自分の本質に、気づくきっかけになります。
例えば、「上司から仕事を無茶振りされたこと」に怒りの感情が芽生えたとします。
この「仕事を無茶振りされたこと」をさらに深堀りしていきます。
・すでに手一杯なのに、なぜ自分なのか理解できない
・何とかできるけど、言い方を選んでほしい
などが考えられます。これらをさらに深堀りしていきます。
「すでに手一杯なのに、なぜ自分なのか理解できない」だとしたら、
・他の人はもっと仕事を抱えているのかも
・上司から見て、自分は信頼されているのかも
・実は自分のやり方が悪くて手一杯なだけかも
という風に、主観的に無茶振りと感じることでも深堀りしていくと、自分自身の気づきに変えることができます。
愚痴や怒りは使いよう
愚痴や怒りは使い方によって、大きく結果が変わります。
私はこの歳になってようやく学ぶことができました。
とはいえ、愚痴を言うこと、怒ることが無くなったわけではありません。少しずつ、減らしていくよう心がけております。
周囲には、全く怒りの感情を出さない人がいます。
やはり、そういう人は人望がありますね。
私もいつか、そうなれることを目指して。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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おわり