復活へともがくアメリカの製造業 中国のダンピングに日本も対抗せよ
トランプさんがメキシコから輸入されてくるEV車に100%の関税をかけると言うことを発表したよ。
中国のメーカーが今こぞってメキシコに進出して、輸出の足場にしようとしているから、これはこれで正しいと思うよ。
だけど、アメリカの製造業が競争力を取り戻すには、労働組合をなんとかしなきゃいけないんじゃないかと思うんだよ。
実はアメリカの造船業も今ガタガタなんだね。アメリカの軍艦すら作れない状態で、韓国の造船メーカーに頭を下げて進出してもらったり、アメリカ海軍の船舶は日本と韓国で修理をすると言う始末なんだよ。
このように重工業や自動車メーカーが軒並み競争力を失ってしまった理由は、いろいろあると思うけれども、実は組合が強すぎると言うところがポイントじゃないかと思うんだ。
アメリカの労働組合と言うのは産業別になっていて、めちゃめちゃ大きくて強いんだよ。日本の比じゃないよ。これは。
もともと大恐慌の時に、フランクリンルーズベルトが大統領になって、権力基盤を固めるために労働組合をものすごく強くしたんだよ。
それ以来、アメリカの特に民主党の権力基盤と言うのは労働組合にあったし、クリントン大統領ぐらいまでは盤石だったんだね。
ところがここにきて、労働組合に現場の労働者が反逆するというのが起きているんだよ。
それが今話題になっているUSスチールだよね。
ウォールストリートジャーナルが報じたけれど、組合のボスたちは新日鉄に買収されるのに、強硬に反対してるけれども、ペンシルバニアの現場の労働者たちや市民たちはさっさと買収してくれとはっきり言ってるんだ。
その理由は労働組合に牛耳られていたら、最終的に仕事そのものがなくなってしまうということがわかっているからだよ。
みんな労働組合が嫌で、経営者たちはメキシコ何かに工場を移していたわけだからね。
今ボーイングなんかも、ストライキをして、ドル箱のボーイング737か何かを生産中止にしてるけれども、競争力がどんどん落ちてしまってるよ。
話はUSスチールに戻るけれども、現場の製鉄所の労働者たちが絶対に買収してもらわないと困ると強硬に言ったので、バイデンさんはついに買収ストップの大統領命令を出せなくなってしまったんだ。
これはアメリカの労働組合の歴史にとってかなり大きな前進だと思うよ。
さらにトランプさんは中国からの輸入については、一律60%の関税をかけるとはっきり宣言したからね。
これは中国が今ダンピングをやって、相手先の市場や産業軒並み根絶やしにしようとしていることに対する全く正しい対応だと思うよ。
本当なら、日本も足並みを揃えて、中国からのダンピング輸出に防波堤を築かないといけないよ。
それを自民党の総裁選候補者の誰も言わないと言うのは、本当に残念だね。中国からの報復が怖いんだろうね。
中国はレアアースとか、日本の産業にとって必要な部品とかたくさん作ってはいるよ。だけどもそのように仕向けてきたアメリカのクリントン政権とか、WTOに中国を加盟させたことの問題が見抜けなかったと言うことが問題じゃないのかね。
どちらにしろ中国と言う巨大な悪の帝国とどうやって戦うかということが、これからの国際政治のメインテーマである事ははっきりしてるよ。
それなのにカマラハリスさんは、世界にとっての1番の問題が気候変動だとか言ってるからね。話にならないよ。
日本でも菅さんが2050年までにカーボンニュートラルをするとかとんでもないこと言っちゃったしね。そんなのどうでもいいんだよ。
それよりも、どうやって無神論の唯物論独裁論国家である中国と戦って、日本を奴隷国家にしないようにすることと、囚われた中国国民を解放してあげるかに頭を使わないといけないね。