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自分の問題解決力をあえて誇示しない

たいていの仕事のできる人と言うのは、会議やミーティングをしていても、人の話を遮って、すぐに結論に飛ぶよね。そして、それが理解できないような人がいると、なんでわからないのかなあって言うような顔で、ついつい見下してしまうんだ。

こうした人は、戦略的な思考には優れているんだけれども、これからの時代ちょっと使い道があまりなくなってくる可能性があるかもしれないから、ちょっと注意が必要だね。

というのも、問題に対して解決や結論や方法論を提示するのは、AIが1番得意なことなんだね。だけど、現実の組織がどうやってその解決を形あるものにするかと言うことについては、人間が実際に手と足と動かして汗をかかないとできないことだよね。

そのためには人間を1つのまとまりに形作って、心のベクトルを一定の方向に向けると言う高度なスキルが必要なんだけど、ここところはかなりまだ開発の余地があるみたいだね。

これまでの日本の会社のような同質集団では、比較的にベクトルを1つに合わすのは簡単だったしね。それからノミニュケーションとか、日頃の付き合いで、あまり言語化しなくても、なんとなく話がわかるところもあったと思うよ。

だけど、これからはかなり異質なパートナーとかメンバーとかを抱え込みながら、有効な戦力として組み上げていくと言うことにみんな直面しているみたいだね。

そうすると実は結論をパッと言うタイプよりも、じっくりと話を聞いて、理解力を高めていくタイプの方がスキル的には重要になるみたいだね。

岸田さんなんかは自分は聞くタイプだと言っていたけれども、その割に聞いたことが形になって良いアウトプットにならないから、結局支持率も上がらなかったかもしれないね。

結論をすぐ言うタイプでも、これからの自分に必要なものが異文化理解力だと納得すれば、聞くタイプに変わる事はできると思うんだ。ただそのためには、得意がって結論を言う癖を直さないといけないよね。

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