理解力を高める しゃべる2倍聞くことをみたいだね
今回の選挙は国民民主党の躍進と言う、誰も想像すらしていなかったことが最大のトピックだったね。
国民の手取りを増やすと言う政策1本でこんなにも支持が広がると言うことを誰も考えてもみなかったんだよ。
これって考えてみると、今の国民の気持ちを1番よく理解して、形にしたと言うことかもしれないね。
反対に自民党は、岸田さんの頃からよく話を聞くと言いつつも、全然理解していないと国民からそっぽを向かれたと言えるかもね。
社会保障費がどんどんと膨らみ続けているから、財源である消費税の増税はしょうがないと言うふうに、自分を自分で洗脳しているから、国民に対する理解ができなくなっているんだろうね。
やっぱりこれは1種の決めつけだと思うよ。
この決めつけを白紙に戻せるかどうかが、人間を理解することのカギなのかもしれないね。
そういえば、松下幸之助さんは、「経営のコツはなんですか」と聞かれて、こう答えたそうだよ。
自分よりもよくできる人を使うことでんな。
これはその前提として、人が見えていなくてはいけないことだから、やっぱり深い理解力が必要だということかもしれないね。
よく松下幸之助さんは、積極型の攻めのタイプと、防御型の守りのタイプの人をセットにして子会社に派遣したと言われてるね。
タイプが違うから、お互いに反発し合うんだけれども、「仲良くして、相手の言うことをよく聞くように」と釘を刺すことで、経営のバランスが取れるようにしていたんだろうね。
松下さんは体も弱かったから、人に任せたんだと言うけれども、それだけじゃないと思うよ。
水道哲学みたいに、日本を物質的にも豊かにしていきたいと言う大きな夢があったからね。
自分1人の力では実現できないような大きなビジョンの実現を強く願っているからこそ、どうしてもたくさんの協力者が必要だったろうね。
また協力者を監視したり、あら探しをしていたら、絶対に大きくならないと言うことも経験上知っていたんだろうね。
任せて任せずと言うのも、松下幸之助さんの有名な言葉だけども、やはりこれも自分の理解力を大切にしろと言うことだろうね。
聞き上手ということで言えば、イギリスの大英帝国時代の首相やっていたディズレーリと言う人が有名だよね。
この人はもともと小説家でユダヤ人だから首相になんかなれるはずのない人だよ。
だけど、有力者の娘さんと結婚して、ビクトリア女王の良き相談相手になって、スエズ運河を購入したり、インドを併合したりして大英帝国を完成させたからね。
この人の有名な話で、ある女性と話をした後に、この女性が「なんだか自分が世界で1番頭の良い人間になった気がします」と言ったと言う話が残っているしね。
とにかく聞き上手で、相手に話させるから、話した相手が自信をつけてやる気になるということなんだろうね。
相手を理解してその長所を引き出すと言う事は簡単なように見えるけれども、難しいことだよね。
だけど、これが古今東西の組織が大きく大きくなっていく秘訣であると言うことが、紛れもない真実のようだよ。
自民党が反省して謙虚になるとは思えないけれども、国民の声を聞いて、その願いを実現してくれるところがもっと増えることを期待したいね。