それでも1歩を進めることの大切さ 累積効果だよ
千里の道も一歩からとはよく言ったものだね。
今、闇バイトにハマっている人の話がニュースを賑わしているけれども、捕まる人の共通点は一攫千金を狙っていることだしね。
コツコツと一歩ずつ進めることの大切さは、時代を超えて大切なものだね。
今年のエミー賞と言う優れたアメリカのテレビドラマに贈られる賞では、真田広之さんがプロデュースした将軍が選ばれたけれども、これもその典型だと思うよ。
真田広之さんは日本ではトップスターだったけれども、20年ほど前にそれを全部白紙にしてアメリカに拠点を移したんだね。
それで全くゼロから地道にオーディションを受け続けたそうだよ。
最初は端役とか地道な役ばかりだったそうだけどね。
だけど、だんだんと人脈と信頼が出てきて、それがついに将軍につながったということらしいよ。
今回当選したトランプさんも、勝った原因は、こつこつとトランプラリーと呼ばれる集会を繰り返しやったことだからね。
3回目の選挙にしてようやくラテン系の人たちの得票が民主党を上回って、今回は総得票数でも民主党を上回ると言う圧勝につながったけれども、ここまで来るのにやっぱり10年かかってるんだよね。
今、華々しく活躍している人でも、やっぱり地道に亀のごとく歩んでいる時期が必ずあったと言うのは、やっぱり勇気づけられるね。
人間をつまずかせる最大の理由は、やっぱり焦りなんだろうね。
仏教では執着と言うことを言うけれども、最大のものは時間に対する執着なんだろうね。これを焦りと呼んでいるんだと思うよ。
どうして焦るかと言えば、やっぱりすぐ結果が欲しいからだよね。だけど、どうしても、そうならないように世の中なっていると思うよ。
なぜコツコツやらなきゃいけないかと言えば、累積効果、キューミラティブ エフェクトと言うやつだよ。
これは一定程度経験や知識が蓄積されてくると、突然その効果が現れると言うことだよね。
なぜそうなるかと考えてみると、やはり知識とか経験と言うものは、断片的な状態では有効に働くことができないと言うことなんだろうね。
だんだんと積み重なっていって体系化されていくまでに時間がかかるんだと思うよ。
特に語学はその典型だよね。
単語だけを覚えていても会話はできないけれども、文法と単語を発音をコツコツと蓄積していくと、ある時、映画なんかを見ていても、意味が突然わかり始める時が来るらしいからね。
この体系的な知識と言うのは、スポーツの世界で通用するみたいだね。
サッカーでは町田ゼルビアと言うチームが大躍進しているけれども、ここの監督の黒田さんと言う人は、どうやったら負けないかと言うところを追求しているみたいだけれども、これも体系的な知識かもしれないよ。
この人の方を読むと、失点のパターンというのがあって、それをしっかりと洗い出して、対策をみんなで考え始めると、失点が激減するんだそうだよ。
そうなると負けにくいチームになって、負け方を体系的に研究していない相手チームに比べると、勝つ確率が格段と上がるそうだよ。
人気作家みたいな人でも、結局一日に数十枚の原稿をコツコツ書き続けることができるかと言う、根気の勝負みたいだしね。
結局、人間が成功していくためには、メカニカルに働くと言う勤勉さが大事だし、やっぱりそれは千里の道も一歩からと言う、昔から言われていることを信じて、辛い時でも、それでも一歩を進めることの大切さを忘れないことなんだろうね。