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傷つかないコツ 心理的距離を測る物差しを持つ

よく何気ないの一言で、深く傷つくと言う事はあるよね。

ズバット言われてしまったことが、あまりにも不意打ちだったので、そのトゲがなかなか抜けずに、1日中そのことばかり考えていて、気持ちが落ち込んで、どうしても上向きになれないと言う事は、誰でもあるよ。

だけど、やっぱりそういう状態から抜け出さなきゃいけないよね。

そこで1つ考えたいのは、傷つきやすいタイプの人と言うのは、人間が持っている悪意と言うものに対する研究がいまひとつ足りないと言うことなんだよ。

みんな、悪と言うのは犯罪とか、法律に反することのばかり考えるけど、それだけじゃないよ。

人間の心の中に内在する、根源的な悪と言うのもやっぱりあるんだよね。これはなかなか学校では教えてくれないものだよ。

簡単に言うと、みんな自分がかわいいと言うことだよ。自分がかわいいから、その思いが強くなりすぎると、人の気持ちなんかどうでもいいと言うふうになって、傷つけても平気になっちゃうんだよね。

それはどんな人にも多少なりともあるものだから、やはり人間は自分かわいいと言う気持ちがあるものだと思って、付き合わないといけないよ。

そのためにも適切な心理的距離を取るということが大事だと思うよ。

この心理的な距離というのが結構難しいんだよね。間違えると、大怪我をしたりもしてしまうよ。

ある会社の部長さんが、まだ子供が小さいので、最低10年位は今のポジションで、今の年収をもらいたいと思っていたんだ。

ところが、社長からものすごく大きなノルマを与えられて、今年これが達成できなかったら降格してもらうと言われたんだよ。

そして夜も眠れないほど悩んだ挙句に、最後、なんと、失踪をしてしまったんだ。

結局、その会社に対する愛着がありすぎて、今の自分の地位とか年収とかをどうしても手放したくなかったので、破滅的な行為を突発的にしてしまったんだね。

これなんかやはり心の距離が取れてなかった典型じゃないかと思うんだよ。

結局心の等距離と言うのは、関心をなるべく薄くすると言うことだと思うよ。

その人が冷たかろうが暖かろうが、自分の心の平和とは、それほど関係がないと言う形に持っていかなきゃいけないんだよね。

仏教的に言えば、執着を去ると言うことなんだろうね。

どうせ死んであの世に行くんだから、この世で何が起きても、そんなに自分の運命を左右するほど、心を揺らしちゃいけないと言う、一瞬のあきらめだろうね。

結局傷つくと言う事は、自分を傷つけたと思っている相手のことを、ちょっと大きく考えすぎていると言うことだと思うよ。

だから自分を等身大で見るとともに、相手も等身大で見るしかないし、ある特定のものに強い関心や愛着を持ちすぎないと言う事は大事だよね。

これは恋愛とか、夫婦関係でも同じだと思うよ。

ストーカーなんかも、やっぱり関心を強く持ちすぎているところから生まれるんだろうしね。

所詮、人間は、1人で生まれて、そして1人で死んでいくものなんだからね。

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