ついに日本も多民族化しつつある ニューヨーク・タイムズのレポート
ニューヨーク・タイムズが、外国人労働者をついに入れ始めた栃木県のせんべいメーカーに密着取材したレポートを出したんだけど、それが面白いんだよ。
栃木県のお菓子メーカーで、従業員が240人ぐらいいる会社なんだけれども、4年ほど前から初めてベトナム人とインドネシア人を入れて、今では約1割、20人ぐらいが外国人労働者になっているんだね。
ニューヨーク・タイムズのレポートによると、こうした日本の中小企業は伝統的に日本人だけで構成されていたけれども、ついに日本人労働者が見つからなくなって、いよいよ地方の閉鎖的なコミュニティーでも外国人労働者を入れるようになったと報じているよ。
そして外国人に定着してもらうために、日本人とは同一賃金で、しかも昇進の可能性もあるようにしてるんだそうだよ。
4年の間にベトナム人で副主任に昇進して管理職になった人も出てきたと報じているよ。
長年日本は外国人労働者を入れない国だとされてきたけれども、研修生制度が改正されて、いろんな形で外国人が日本に住めるようになってきたから、ついに日本も門戸を開いて、多民族国家へと進みつつあると、外国からは見なされているんだね。
こうした動きはまだ水面下でしか始まっていないから、日本人ではあまり実感ができないけれども、実質上日本は多くの外国人を受け入れ始めたと言うターニングポイントを通り越したと思うよ。
そうなると、今度は外国人の子供たちが小学校に入ってきたり、外国人コミュニティーの中でいろんな問題が起きたり、文化同士の軋轢が起きたり、今までにないような問題がいっぱい起きてくるだろうね。
その時に大切なのは、やはり、日本の文化を尊重してもらうと同時に、相手の文化にも一定程度配慮することが必要だろうね。
とにかく日本は単一民族でやってきたけれども、肌の色や人種や宗教が違う人たちと一緒に住む社会へと大きく舵を切ったと言う事だけは、忘れてはいけないね。