【読む芸術】Chapter1
あなたには、どんな作品が見えますか?聴こえてきますか?
《解説》
「世界は一つ」、「ワンワールド」、「ワンネス」などなど
たまにこんなワードを耳にすることはありませんか?
特にスピリチュアルな話題に触れる機会の多い方にとっては
なじみ深い言葉たちかもしれません。
とはいえ、これらがどんなに素敵で耳ざわりの良い言葉たちでも
実のところピンとこない、なんてことはないでしょうか?
それもそのはず。私は私であなたはあなた。
道端の草花、堅牢な高層ビル、夫、妻、親、兄弟、ペット、友達、
上司、同僚、部下、チームメイト、大勢の他人、動物園の動物、
夜空に輝く星々などなど。それらは全てが別々の存在です。
しかし、その全てを極限まで細かく砕いてみるとどうでしょう?
物質の最小単位である「素粒子」の段階までいくと
「あなた」と「あなた以外」はどこで区別されるのでしょうか?
そういう意味では「あなたとわたし」「あなたと世界」は"ひとつ"だ
とは言えないでしょうか?
その密度、熱量、振動数は異なれど全ては同じものからできている。
の、かもしれません。
しかし、全てが一つであれば、
わたしはあなたとどのようにして出会えばよいのでしょう?
あなたは世界をどのように認識すればよいのでしょう?
だからこそ、あなたはあなたであり、わたしはわたしであり、
世界は世界である必要があるのです。
出会うために別離があり、分離があり、区別がある。
そんな想いが、この作品には込められているような気がします。
あなたには、どんな作品が見えますか?聴こえてきますか?
是非コメント欄で感想をお聞かせください。
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