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お茶とお菓子で故人を偲ぶ

サラはカナンの地のキルヤテ・アルバ、すなわちヘブロンで死んだ。
アブラハムは来て、サラのために悼み悲しみ、泣いた

創世記23章2節
聖書 新改訳2017©2017 新日本聖書刊行会

義母の命日でした。

創世記23章を読むと、旧約時代の信仰の父と呼ばれるアブラハムが妻のサラに先立たれ、嘆き悲しんでいる様子がうかがえます。アブラハムはこの後、ヒッタイト人から相当な額で墓地のための土地を買い、サラを葬りました。

コロナ禍で義母を亡くし、当時、ニュージーランドと日本を行き来することができなかったため、主人は義母に会うこともお葬式へ参列することも叶いませんでした。いまこうして思い出しても、なんとも言えない気持ちになります。

とてもとても悲しいことが重なるような時を過ごしましたが、このとき、たくさんの方が一緒に時を過ごして話を聞き祈ってくださったり、話を聞いたお隣さんがお花を差し入れてくださったり(このお花は今でも毎年、お花を咲かせてくれます!)、牧師さんが訪ねて来てくれ一緒に祈りの時を持ったり、教会では毎週のように誰かが気にかけてくれ祈りの時を持ったり、多くの人の温かさに触れる機会にも恵まれました。

豊島屋の貝を模した和賀江島と鳩を模した小鳩豆楽

今年は家族でお茶のじかんをもちながら、義母を偲ぶことにしました。

お菓子は鳩サブレでお馴染みの豊島屋さんから貝と鳩を模したお干菓子です。義母はサザンオールスターズの熱烈ファン。湘南が好きだったのでお墓も湘南にあります。先日の一時帰国で、お墓参りに行った際に豊島屋さんへも立ち寄ることができたので、大事にニュージーランドまで運んだものです。

いつものお抹茶のじかんより少し手をかけました。
軸や花を選ぶことでリビングがいつもより整いました。
いつもと違う茶碗や茶入れを選ぶことで義母にしっかり想いを寄せました。
この日のためにとお菓子を用意したり、香合入れに香木を入れてみたり、
特別な日をより特別に過ごせた気がします。

この世の苦難からの守りや助けを、故人に祈り求めることはしません。
それは神さまのお仕事
です。

故人を偲ぶじかんは、故人に感謝をし、故人を愛し直すことと聞いたことがありますが、まさにそのような時間を過ごすことができました。

Blessing!


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