NHKテキスト 老子~乱世を生き抜くための書~
あるがままに生きる
「なにもない」と考えるーそれがすべてのはじまりだ。
以前のnoteで、老子について触れたことがありました。
先日、たまたまブックオフで、この本を見かけ220円で購入してきました。探してた本だったのでうれしかった。しかも、ブックオフの商品券を持っていたため、何と無料で購入できました。ラッキーです。
乱世を生き抜くための書とされる「老子」から、
もうひとつの生き方
を考えながら、紹介させていただきます。
がんばらなくていい、あるがままのあなたでいい、といった心の処方箋として、癒しの書として読まれることもある老子。
しかし、老子には、癒しの書としての側面だけではなく、複雑な現代社会のような
乱世を生き抜くかの権謀術数の書という一面が色濃く存在しているということです。
癒しの書と権謀術数の書としての二面性を持つ老子。一見、がんばらないといった消極的な態度に見えがちですが、このような乱世での「負け」を「勝ち」にひっくり返すパワーを秘めた非常に老獪な面を見いだすことが出きるのが、老子の特徴であり、魅力です。
人間にとって、大切なのは、身体です。生命です。
勝ちや負けだけでなく、またとない、この人生。何を大切に生きたいか、今の暮らしに満足しながら、老子を読みながら、考えてみました。
負けを勝ちにひっくり返すパワー = 戦わずして勝つ という発想を頭の片隅にいれておきたいですね。