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ちーかま
2024年5月5日 00:06
※薄桜鬼の二次小説です多くの仲間を戦で失い、別れを告げ来た俺は今、蝦夷の地にいた。傍らには無理やり蝦夷まで乗り込んできた雪村がいる。江戸へ帰す機会は幾度もあった。だが頑固なコイツは俺の傍を離れなかった。雪村は黙って書類の整理をしながら、文机の上にある湯呑みの中身を気にしている。「雪村、お前は何故此処にいる?」「えっ?」「何故頑なに江戸に帰ることを拒んだ?」 もっとみる