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薄桜鬼SS

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永遠の詩【土方歳三】-薄桜鬼- ✎

※薄桜鬼の二次小説です






多くの仲間を戦で失い、別れを告げ来た俺は今、蝦夷の地にいた。

傍らには無理やり蝦夷まで乗り込んできた雪村がいる。

江戸へ帰す機会は幾度もあった。

だが頑固なコイツは俺の傍を離れなかった。

雪村は黙って書類の整理をしながら、文机の上にある湯呑みの中身を気にしている。

「雪村、お前は何故此処にいる?」

「えっ?」

「何故頑なに江戸に帰ることを拒んだ?」
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