パブロフスキー・パサードのプラトーク
ロシア旅行に来ているときに、欲しいけれども、買えなかったパブロフスキー・パサードのプラトーク。
買えなかった理由は、2つあります。
1つは、高いから。
2つ目は、旅行中に気に入ったデザイン、気に入った色、気に入った大きさに出会えなかったから。
しかし、住んでみたら、買えなかったこの2つの理由はあっという間に解消されました。
それは、プラトーク専門店を見つけたからです。
このホームページを見ると、どんなデザインがあるのか分かります。
ホームページを見て、気になるデザインの番号をメモしてお店に行くと、買い物がスムーズでした。
写真で気になったものでも、実際に羽織ってみたら、イメージが違うこともあるため、いくつか候補を上げておくだけで十分です。
買う予定がなくても、プラトークを見ているだけでも、華やかで癒されます。
そして、お土産屋さんは、値段が高いけれども、専門店は、どこのお店も同じ値段でぼったくられる心配がありません。品ぞろえも豊富だからお土産屋さんで買うよりもずっといいです。
外国からも購入することが可能です。
この記事を書き始めたのは、数年前で、もちろん、クレジットカードの制裁も始まっていなかった時期でした。
今は、日本からは買えませんが、いつか買える日が来るかもしれないので、一応載せておきます。
こちらは、プラトークの柄によく使われるものが載っています。塗り絵をしてもいいし、これを参考に自分でデザインをしてもいいと思います。
実際に売られているプラトークをいくつか紹介します。
Волшебный узор
私がロシア旅行に来ているときに、2人目の義母がお土産としてプレゼントしてくれたプラトークです。
一辺148㎝の大判なので、155㎝の私が身に着けると、大きすぎます。そのため、一度も使えていません。
これは、誰がデザインしたのか分からない1880年代のデザインで、それを復活させたものです。
Волшебный узорといいます。
Музыка моря
Музыка моряという146cmのプラトークです。
先ほどの148㎝より2㎝小さいから大丈夫と思って買いましたが、やはり大きかったです。よく見ると、布の大きさは変わらず、糸の長さが違うだけでした。
Музыка моряのプラトークは、私が、プラトークが気になりだした2018年頃の新作でした。
4種類発売されました。
新作なので、気になって、取り扱っている専門店に見に行ってみました。
それで、実際に羽織ってみたら、紫と青とどっちも気に入り、2枚購入しました。
それから、数年後。ある日のパブロフスキー・パサードのプラトークのFacebookに、茶色のプラトークの写真が載りました。
また、その頃、ちょうど、茶色系のプラトークを見に着けている人を駅で見かけて、茶色のプラトークは、合わせやすいのかもと思いました。
そんな時に、近所にプラトーク専門店ができました。
いろいろ重なり、茶色のプラトークも欲しくなり、買いました。
そして、グレーも買えば、4色全部揃うと思い、こちらも買いました。
初めて買ったプラトーク
プラトークが好きになって、買いたいなあと思って、初めて買ったサイズは、89㎝でした。
初めて買った日は、忘れもしません。
なぜなら、2018年の大統領選挙の前日だったからです。
大統領の公約を選挙直前にいろいろ実施していて、選挙の前日まで中心部では、プラトークがいつもより少し安く売られていたのです。
そんなこととは知らずに、偶然立ち寄っただけでしたが、その露店で見かけたのが次の2枚でした。
まだ、専門店のことを知らない時で、ホームページも見ていなかったから、店頭にあるプラトークを見て、その中で気になるものを見ていました。
次の2枚で、どっちを買おうかものすごく悩みました。
悩んだ結果、購入したのは、こちらのРумянецでした。
しかし、数日して、悩んだもう1枚も素敵なプラトークだったなあと思い、もう1枚買おうと思って、中心部へ出かけました。
ところが、大統領選挙が終わった後で、その露店はありませんでした。
それで、このもう1枚のプラトーク、Песня Леляを探す旅に出ました。
Песня Леля
Песня Леляは、次の4枚が売られていました。
赤が欲しいけれども、お店になく、緑系のプラトークは落ち着いていて、合わせやすそうと思い、買いました。
お店で見ていると、鮮やかな水色で、ちょっと派手だなあと思いました。
しかし、モスクワで生活していると、5月の空はこのような色合いであることに気づき、私はこういう色合いのものを持っていないけれども、1枚あってもいいかもと思い、買いました。
白は、4色の中では一番人気がないようで、売れ残っていました。それでも、色違いで持っていてもいいと思い、買いました。
最大の問題は、赤です。
大統領選挙の前日に買っておけばよかったのですが、その時に買わなかったため、これを買うために30軒のお店を探し歩くことになりました。
赤は大人気でよく売れ、工場では、すでに作らなくなっていて、出回っているものしか在庫がないと言われました。
日本なら、大人気のものを追加で作ると思いますが、あまり追加で作らないのがロシア連邦です。
値段が高いお土産屋さんも含めて、30軒ほど見て回り、約2か月たった頃、やっと見つけました。
しかも、最後の1枚の在庫で、店頭に飾られているもののみでした。
店頭に飾られていた物だから、埃をかぶっていそうですが、これを逃したら、2度と会えないと思い、買いました。
思い入れのあるプラトークなので、大切に使っています。
お土産に買ったプラトークたち
プラトークは、軽いし、がさばらないし、壊れないから、女性へのお土産に最適で、その人のイメージに合うプラトークを探して買うことが多いです。
Румянец
Румянецの赤は、初めて買ったプラトークですが、
その後、青を見つけました。
Незнакомка
Незнакомкаは、黒と
白の他に、
赤も買いました。
Аврора
Аврораです。
ホームページを見ているときは、いいなと思いませんでしたが、お店で羽織ってみたら、めちゃくちゃ良くて、買ったプラトークです。
このように正方形で柄を見るだけでなく、三角に折って羽織ってみると、イメージが大きく変わるものがあります。
Душистый луг
Душистый лугです。
落ち着いた色で、プレゼントする人のイメージにぴったりだったので、即決でした。
Воздушное настроение
Воздушное настроениеです。
緑と
紫を買いました。
かなり柄が細かく描かれています。
Свидание с летом
Свидание с летомです。
落ち着いた色合いで、合わせやすいかなあと思って、選びました。
他のプラトーク
他にはオレンブルクのプラトークも有名です。細い毛糸でできていて、こちらも芸術作品です。
しかし、ロシア帝国時代やソビエト時代には、もっといろんな地域でプラトークがつくられていました。
最近、博物館へ行って、他の地域で作られていたプラトークの展示をいくつか見てきたので、また、そのうちに紹介したいと思います。
お気に入りのプラトークについては、こちらに書きました。
【10月15日の過去記事】