【展覧会】РОССИЯ АТОМ
11月4日から7月8日まで開催され、約1850万人が訪れた展覧会РОССИЯ(ロシア)。
ロシアだけで万博をやってしまったような展覧会で、それが、すべて無料で公開されました。
友達が、原子力の展示に興味があると言ったので、そんな展示があるの?と知ることができました。
「ニュースでも混んでいる映像が流れた。」と友達が言っていたので、どうかな?と思いつつ、11月17日の平日に行ってきました。
外で並ぶことはなく、中の展示も展示スペースがたくさんあるので、激混みではありませんでした。
その後、2月に友達と一緒に行きました。
さらに、ロシア語がよく分からないけどと前置きをしつつ、SNSでヒロシマ・ナガサキの展示内容にケチをつけた在露邦人がいたので、その部分だけを見に、もう一度、5月に行きました。無料で公開されていたので、そういうことが気楽にできます。
6月の晴天時に歩いていたら、博物館の屋上に人がいるのが見え、屋上が開放されていることに気づきました。どんな景色が見えるんだろう?と思い、屋上だけ行くことにしました。これも無料公開期間だったからできたことです。
それで、なんだかんだ4回訪れました。
原子力のことは、さっぱり分からないので、詳しく説明できません。
各部屋の展示の説明には英語もあったので、写真を撮りました。しかし、室内は暗くて、見にくい写真もあります。
ソビエト時代の原子力の展示
地下3階から展示が始まります。ソビエト時代の原子力の展示です。
1部屋目
ロシア語だけでなく、英語での説明もあります。
2部屋目
ヒロシマ、ナガサキの映像も流れています。
原爆投下後の写真です。
日本の地図もあり、ヒロシマ、ナガサキの説明もあります。
ここからは、映像を見ながら写真に撮りました。暗い部屋なので、シャッターが遅く、タイミングを逃した部分もあります。
広島出身の詩人で、14歳の時に被爆した橋爪文(ぶん)さんのことが紹介されていました。
音声はロシア語で流れていて、字幕がロシア語と英語です。
原爆投下後のヒロシマです。
ナガサキの映像も続きます。
下平作江さんのことも紹介されていました。
恥ずかしながら、橋爪文さんと下平作江さんのことを、このロシアの展示で初めて知りました。
ぼけてしまいました。この写真を削除しようかと思いましたが、何かがここで語られていたと分かった方がいいかなと思い、見苦しいけれども載せています。
スクリーンの前を人が横切り、一部の文字が消えています。
写真は、部分的なので、現場で映像を実際に見て欲しいです。
7月8日までは、無料で公開されていたけれども、その後は、入場料を取って、今後も展示が続きます。
ロシア語が分からないけれどもと前置きをして、SNSでケチをつけた在露邦人は、ヒロシマ・ナガサキの展示スペースが小さいとか、原爆投下後の被害のことをあまり説明せず淡々とした展示だったということでした。
私はロシア語も英語もできないので、映像を1度見ただけでは、忘れるし、理解できません。そのため、写真に撮って、家でもう一度読み返したり、夫に訊いたりしました。
私は、博物館を初めて訪れて、『ソビエト時代の原子力の展示』というスペースの中に、よくぞ、ヒロシマ・ナガサキの展示も作ってくれたと思い、まったく反対の印象をもちました。
ここでの展示の意図は、ヒロシマ・ナガサキの被害ではないのです。あくまでもソビエトの原子力技術の歴史の展示です。
その中に、1部屋もスペースを作って、当時の映像も流して、展示しているのに感心しました。
恥ずかしながら、橋爪文さんと下平作江さんのことを、このロシアの展示で初めて知りました。
この2人は、現在もご存命で、ご自身の被爆体験を語っている方々だと分かりました。
ガイド付きツアーでも必ず、ヒロシマ・ナガサキの説明をしていました。
さらに、ロシアの人がヒロシマ・ナガサキのことを学ぶ機会はこの博物館だけではありません。
学校の歴史の授業で学ぶし、夫が子供の時は、『はだしのゲン』のアニメーションも8歳の時に学校で見ています。むしろ、私は、図書室にあった『はだしのゲン』を1巻の途中までしか読んでいませんでした。どんな被害があったかというのを、発達年齢に即して教育する機会もあります。
ヒロシマの原爆投下映像を見て、多くの各国首脳が拍手をする中、ロシア正教の十字を切ったのは、プーチンさんだけです。ソビエトにおけるヒロシマ・ナガサキの原爆の教育は、このプーチンさんの行動で一目瞭然だと思います。
3部屋目
4部屋目
5部屋目
6部屋目
7部屋目
9部屋目
8部屋目
セミパラチンスクの核実験の映像もありました。
テレビでは、日本の映像が流れていました。
棚の一番上にあるマトリョーシカの隣の赤い水筒は、義母が持っているものと同じだと思い、写真を撮りました。
地下2階の展示
地下2階にある別の展示コーナーです。
こちらも地下2階にある展示コーナーです。
タイミングよく、この扉が開いたので、私は気づくことができました。
北極海の原子力砕氷船に乗っているような体験ができるようなコーナーがありました。
2月に行ったときは、開いていたけれども、体感映像は動いていませんでした。
この建物は、新しくできたので、トイレがきれいだろうとは思いましたが、黒いところに手をかざすと水が流れるという、日本では時々見かけるこの方式のトイレでした。思わず、写真を撮ってしまいました。
ソビエト時代の電話ボックスの再現もありました。
カフェや子連れが遊べるスペースなど
博物館内は広く、カフェもあり、その近くには、未就学児を遊ばせられるコーナーもあります。
例えば、家族で来て、子どもを遊ばせて、先に父親が展示を見て、戻ってきたら、母親が展示を見に行くというようなこともできるようになっています。
また、若者などは、筋トレ施設や卓球などをしていました。
本もあり、学習スペースもあります。
そして、『霧の中のはりねずみ』の撮影スポットもありました。
1階の展示
1階の展示は、原子力のこれからでした。
こちらも私が行ったときは、タイミングがよく、何やら映像が流れて説明していました。
ロシアでは、あまり積極的に取り組んでいないと思っていましたが、ここに展示がありました。
平日の昼間なので、建物の前に行列ができることもなく、室内も展示スペースが広いので、ものすごい混雑ということもなく、見学がしやすかったのですが、コートを預けるところが大混雑でした。
最新の技術を使ったのか、預りカードを機械に差し込むと、このハンガーがベルトコンベアーのように動き、とりやすい高さのところに降りてくるようになっていました。回転ずしならぬ、回転コート。
他の所は、番号札を見て、棚のところに歩くのに、コートが動いてくるので、歩く距離は減ったと思うけれども、何やら時間がかかっていました。
屋上
6月の日曜日、歩いていたら屋上に人がいるのが見えたので、無料だし、屋上だけ行ってみることにしました。
3階にレストランがあり、そこから、屋上に出られるようになっていました。3階は、レストランだけでなく、有料ですが、ツアーも開催していました。日本語でも原子力関係はチンプンカンプンなのに、ロシア語で説明を聞いても、何もわからないので、そこの展示は見ませんでした。
入り口の模型
初めて行ったときから、出入り口近くに模型がありましたが、じっくり見たことはありませんでした。
4回目にしてじっくり見たら、この博物館内の模型でした。
部屋の中とかがかわいいので、写真に撮ってみました。
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