【展覧会】チェーホフの家博物館 追記あり
6月7日は、チェーホフの結婚記念日
ということで、今日は、
リニューアルオープンしたチェーホフの家博物館を紹介します。
リニューアルする前のチェーホフの家博物館の様子はこちらからどうぞ。
2018年11月からずっと修復中で閉まっていたチェーホフの家博物館が、2023年4月1日にリニューアルオープンしました。
私は、2023年4月1日に行ってきました。
ポスター
中に入ってすぐに目立っていたのが、さまざまな言語で書かれた演劇のポスターです。
もちろん、日本語もあります。横書きが右から始まっているので、戦前だと思います。
こちらは、2002年なので、20年ほど前です。
こんな感じで、各国語のポスターの展示があります。
そして、チェーホフの胸像もあります。
入場料は、300ルーブルでした。リニューアル前と同じ料金でほっとしました。
1階 1部屋目
1部屋目は、懐かしのOHPで壁になにやら映し出されていました。
1階 2部屋目
窓の所には、チェーホフの自筆を拡大印刷したものが展示されています。
ここは、引き出しに資料が入っていて、リニューアルする前の方が見やすかったです。
一人が見ていると、他の人は見ることができないし、引き出しを開けたり閉めたりの音も結構します。そして、ガラスが反射して写真を撮りにくいです。
リニューアルする前もあったチェーホフの肖像画です。
こちらもチェーホフの肖像画です。
医学部時代のチェーホフです。
この展示も古い時からありました。しかし、これもまたガラスが反射します。
2部屋目はこんな感じの展示になっています。
壁にもチェーホフと関係のあった人たちの写真と説明がありますが、とにかく、照明が反射してきれいに写真を撮れないので、諦めました。
壁の部分も丁寧にすべて読んでいくと、かなりの時間になります。残念ながら英語表記はなかったので、ロシア語を読めないとちんぷんかんかもしれません。
もし、詳しく知りたい場合は、自分で日本語ガイドをつけるか、ロシア語が分かる人と一緒に行くか、博物館の英語ガイド(あるか分かりませんが)を追加料金でつけるかした方がいいです。
窓枠にあるチェーホフの自筆の拡大印刷です。
1階 当時のままの部分 居間、書斎、寝室
本来の玄関の場所です。
居間です。ここは、修復する前とおなじ展示です。
左のドアが書斎で、右のドアは寝室です。
寝室は、ロープがあり、近づくことができないので、遠くからズームにして撮りました。
書斎です。
机の上には、チャイコフスキーの写真が飾られています。
本棚にある本が5年前や10年前に比べて、少なくなりました。
階段をのぼります。
2階 当時のままの部分 広間、チェーホフの妹さんの部屋
ピアノの横に置いてある楽譜は以前と変わりません。
2階にあがってすぐの部屋も展示内容は変わりません。
チェーホフの妹さんの部屋です。
以前は、ここのスペースを公開していなかったと思います。
絵が展示されています。
これらの写真は初めて見た気がします。
妹さんの部屋です。
ぱっと見て、ものすごく違和感がありました。だいたい以前と同じ展示ですが、棚にかかっている布が以前は黄色ではなく、もっと落ち着いた色でした。
その他、絵を描くときの道具も以前と違います。
あまり写真に写っていませんが、左の椅子のカバーもなくなっていました。
今回、あちこちでやたらと目立ったこの木製の家具です。以前は、こういう家具の上に展示品がありましたが、1階の2部屋目みたいに、展示品を引き出しに入れたことによって、この家具を使わなくなり、いろいろ持て余しているようでした。
ただ、彫刻などが素晴らしい家具なので、写真に撮りました。
2階 2部屋目
2階の、サハリン、メーリホヴォ、ヤルタに関する展示品がある部屋です。
サハリンの日本領事館職員とチェーホフがピクニックをしたときの写真です。
アイヌの人々です。
サハリンは、昔、収容所があったので、収容されている人々の写真です。
サハリン島の地図です。
日本領事館の職員と交流があり、日本のお盆にのった貝です。
何とか、展示品の説明文を写真に撮ろうと、何度も試みましたが、ガラスが反射するのと、引き出しを左で持っていないと、引き出しが戻ってしまうため、右手だけで撮るしかなく、大ぼけとなりました。
全部が引き出しに入ってしまったので、見にくいです。
サハリン島でチェーホフが囚人に聞き取りを行ったメモの展示です。
チェーホフの歯ブラシも毛の部分がなかなか大きいなと思いました。
チェーホフの別荘があったヤルタに関する展示です。
ヤルタにあるチェーホフの別荘の間取りです。
オペラ歌手のシャリャーピンや作家のゴーリキーなども写っています。
『カモメ』と『ワーニャ伯父さん』の演劇ポスターです。
『三人姉妹』と『桜の園』の演劇のポスターです。
チェーホフの眼鏡です。
ヤルタのチェーホフの別荘にトルストイが訪れたときの写真です。
メーリホヴォに関する展示です。
部屋全体はこのような展示になっています。ほとんどが引き出しに入っています。
こちらは、サハリン島に関する展示です。この引き出しの中に、貝が入っています。
入場料以外に、ガイド料金を300ルーブル追加すると、説明を聞きながら展示品を見ることができます。黄色い服を着た人が説明していて、2人が説明を聞いています。
2階 ホール
最後は、コンサートや講義などが行われるホールです。展覧会が行われていました。
以前は、常設で展示されていた、部屋のイラスト付きのものが、このように、企画展だけのお披露目になるようです。このイラストは結構好きだったので、覚えています。
食堂ですが、今は現存していません。
先ほど見た2階の部屋のスケッチです。
左は、1階の今のスケッチで、右は、書斎と寝室のスケッチです。
左は、チェーホフの家博物館の外観です。
この展覧会は、2023年8月1日までです。
外
博物館の入り口は、バリアフリーになり、大幅に変わりました。以前の方が当時のままといった感じで雰囲気がありました。
1886年から1890年までこの家にチェーホフが住んだというプレートです。
開館時間の案内です。
お土産
切符売り場には、売店もあったので、シールや絵葉書を買いました。
私が買ったものは、1枚50ルーブルでした。
【ホームページ】
【音声ガイド】 ※6月11日追記
izi travelによる無料の音声ガイドが公開されました。
博物館に着いたら、自分のスマホで、アクセスすると、この無料の音声ガイドを聞きながら、見学できます。
残念ながら、現在は、ロシア語のみです。
https://www.izi.travel/ru/be13-goslitmuzey-dom-muzey-a-p-chehova/ru
博物館に行く前に、自宅で、聞いてから出かけてもいいし、行ってきた後、復習を兼ねて聞いてもいいです。
今は、ロシア旅行が難しいので、これを聞いて、現地にいる雰囲気を味わってもいいです。