英国館 ラマノワの衣装展
第3週(15日のある1週間)の月曜日は、ザリャーディエ公園内にある英国館が無料で公開されます。
2023年3月8日から4月16日まで新たな展覧会が始まりました。3月の無料の公開日はチケットをサイトで取り損ねたので、行けず、4月の無料のチケットをとるぞと1週間以上前からサイトをチェックしていました。
そして、4月4日にチケットをとれましたが、2時のチケットではなく、3時のチケットになってしまいました。
4月は、気温が二桁になり、あたたかいので、チケットがなくてもふらっと立ち寄る人がいて、入場時の争いがあるだろうなあと思いました。
それで、チケットを印刷して持って行きました。
英国館前に着いたら、今までで一番長い行列になっていました。
去年の8月、10月、12月、1月と行っていますが、ここまで長い行列は初めてです。そして、ベビーカーを押している人も2人います。ベビーカーを押している人も初めて見ました。
この英国館は、地下室と2階に展示があり、階段は、昔のつくりなので、狭いし、一段一段が高いし、急だしで、乳児を抱っこして展示を見るのはものすごく大変です。2階も少し階段があったりします。それでも、ベビーカーで並ぶとは、母親がよほど見たかったのでしょう。
今回の展示は、こちらです。
ラマノワさんという人が作った衣装の展示です。
モスクワ芸術座の博物館が資料を提供していました。
3時のチケットだけれども、2時35分過ぎから並びました。
まあ、3時のチケットなので、それまでは列に並んで静かにしていようと思いました。しかし、列に並んでいる人たちは、事前にサイトでチケットを入手した人ではありませんでした。チケットがなくても並んでいます。
とりあえず、私のチケットの時刻までまだあるので、その時刻までは並ぶとして、その時刻になったら、列の先頭に行き、係員に先に通してもらえるようにお願いしようと思いました。
係の人が、チケットがない人はターミナルでチケットを発券してもらうように言い、私の前に並んでいたおばちゃんもターミナルへチケットをとりに行きました。「取りに行って戻ってくるから、その時は、前に入れてね。」と言います。私の後ろに来た女性もチケットがありません。だから、「サイトでチケットをとる必要があるのよ。」と言いました。
前にいる若者も、「チケットを見せて。どうやってとったの?」と訊いてくるから、「4月4日にとったよ。今は、たぶん、もうないと思うよ。」と言いました。
20分ごとのチケットで、サイトでの発券枚数も少なく、毎回早くにチェックしてチケットを入手している私からすると、チケットがなく、隙あらば入ろうとする人たちが嫌です。
今回は、ターミナルでチケットをとってきたら、その人たちも入れているから、もう英国館の特別展はどうしても見たいものの時だけにしようかなと思ったくらいです。
ターミナルでチケットを取ってきた人たちは、5時のチケットでした。時間通りに入るわけではなく、並んでいた順に入るのも納得できません。
私の目の前の若者が次だというときに、この若者と同じグループだという中央アジア系の集団が6,7人ターミナルで発券されたチケットを持って現れました。
展示室は狭いので、1度に入れる人数も限られていて、6,7人に先を越されたら、本当に嫌だと思ったのと、ちょうど3時だったので、若者がチケットを見せるときに、私も印刷したチケットを見せました。
係の人は時間を見てくれて、3時と気づき、「1人?」と訊かれたので、「そうだ」と答えたら、先に通してくれました。
私としては、少し並んだけれども、3時に中に入れたので、満足です。
しかも、私の前の若者は3人グループで、急に現れたグループとは別ということが分かりました。
こうやって、同じグループよと見せかけて、横入りをする人もいるので、本当に大変です。その人たちよりも先に入れました。
アンナ・カレーニナの衣装の展示がありました。
ロシアのドレスって、いいなと思うので、前からと後ろからと写真に撮ってきました。
19世紀のドレスコードです。
プーシキンは、1837年に亡くなっているので、上の列のドレスは、プーシキンが生きていたころのドレスだなあと思いました。
1842年から1874年のドレスコードです。トルストイの若い頃やチャイコフスキーが生きていた時代のドレスです。
1875年から1914年のロシアのドレスコードです。ラフマニノフがロシアにいた頃のドレスです。
1915年から1954年のドレスコードです。スヴィリードフが生まれて生きた時代のドレスです。ソビエト時代のドレスです。
手の込んだ作りのドレスがきれいなので、写真に撮りました。
第1次世界大戦後の服です。日本だと大正時代くらいです。
25分くらいで特別展を見終わって、出てきました。3時25分くらいだと行列は短くなっていました。
2時のチケットが取れれば一番いいけれども、とれなかった時は、これから、日が長いし、4時のチケットでもいい気がしました。
英国館から赤の広場は近いので、寄り道しました。
あいにくの天気で、ぽつぽつと雨が降っていました。
ロシア人の団体ツアーが2組行われていて、若者のグループがダンスの練習をしていました。
中国語もあちこちで聞こえてきて、中国からの観光客が戻ってきています。
グム百貨店です。
噴水も始まっていました。この日は肌寒かったので、名物のアイスクリームを買う人はあまりいませんでした。
まもなく暖かい日が続くと、このアイスクリーム売場に行列ができます。