【展覧会】ВДНХのヨールカ
私が展覧会『ロシア』へ初めて行ったのは、11月15日だった。
その日の帰り道に、ヨールカの飾り付けが始まっているのを見て、何枚か写真を撮った。
翌日の展覧会ニュースに、ヨールカのことが書かれていた。
この記事を読んで、ロシアの89の州と共和国と自治管区のヨールカの飾り付けが行われ、最後の1本は、ロシアのヨールカになると分かった。
それを知ったら、すべてのヨールカの写真を撮りたい。
しかし、気温は安定の氷点下。
氷点下だとカメラの電池が早くなくなる。
90本もヨールカの写真を撮っている間に電池切れになる気もする。
それなら、何回か通って完成したヨールカを少しずつ撮りためておこうと思った。
そして、日付ごとに記事を書き始めていたのだが、11月25日の土曜日に、まさかのくもり。予報は雪だったのに、くもりになった。24日に雪が降りまくっている中、86本のヨールカの写真を撮ったが、くもりの方がましなはずと思い、急遽、出かけることにした。
本当は、晴天の時に写真を撮りたいが、モスクワの11月、12月、1月中旬までに晴れる日は、ほとんどない。また、この時期の晴天は、放射冷却で、-10度以下になる可能性も高く、そうなると、なお、カメラのバッテリーが心配だ。
だから、一応、曇りで一通りの写真を撮っておくことにした。
雪が降っている時もそうだったが、なるべく人が入らないように撮りたいと思う。そうすると、先客がいると、少し待つことになる。その間もバッテリーはどんどん減っていく。
撮影が終わったら、すぐにどいてくれればいいのだが、自分のビデオに酔いしれてその場で見入っているマダムとか、何もヨールカの横で電話をしなくてもいいよねと思うおばちゃんとか、カメラを構えているのに、無神経にもたもたと前を横切る人たちとか、夫婦でラブラブで長いことセルフィ―を撮っている人とかがいるわけで、私は、カメラを温めながら、ひたすら待った。
やっとそういう人たちがどいてくれて、写真を撮れると思ったところに、すっと割り込んだ女性がいた。しかも、この人、ヨールカの細かい部分も撮影して長い。目が合ったときに、思いっきりにらみつけて、私は、1秒で写真を撮って、立ち去った。
そんなこんなで、90本のヨールカの写真を撮ってきた。
今回もたくさん写真が続くので、お時間のあるときにご覧ください。
ВДНХに入って、一番左の列のヨールカ
ここまでが、この写真の右側の列のヨールカ。次は、この写真の左側の列のヨールカを紹介する。
ВДНХに入って、左から2番目の列のヨールカ
ここまでが、この写真の右側の列のヨールカ。
ВДНХに入って、一番右の列のヨールカ
ここまでが、写真の左の列のヨールカ。
ВДНХに入って、右から2番目の列のヨールカ
そして、11月25日(土)午後1時16分現在、最後のヨールカの飾りつけ中。
ここまでは、左の列のヨールカ。
初めて土曜日にこの展覧会を訪れたので、どのくらい混んでいるのかをいくつか見に行っていて、1時間後に戻った。
11月25日(土)2時13分もまだ飾り付け中。
今日中に終わるはずだから、できれば写真を撮って帰りたい。
しばらく-6度の中、待っていた。この飾りつけの人たちは、15日から25日まで11日間、氷点下の中、雪が降る日も飾りつけをしていた。
じっと立っていたら、足の裏が冷たくなってきたので、少し歩くことにした。
そして、歩いて再び戻ってきたのが、11月25日(土)の3時25分。
梯子の位置が変わった。この数日間の飾りつけを見ている限り、もうすぐ終わると思った。
そして、ついに完成した。
連日飾りつけしていた若者たち。
ロシアのヨールカは4方向から撮った。
熊もいる。熊は最後に飾り付けられた。
よく見たら、丸い飾りには、各地方の民芸品の柄などが描かれている。
今回の展覧会のデザインもある。
私は、このヨールカを撮るために、15日、17日、20日、22日、24日、25日と通った。
我が家は、ВДНХの隣にあるわけではなく、地下鉄と徒歩で片道1時間半くらいかかる。
そして、写真を撮って帰ってくると、たいてい15000歩から17000歩くらい歩くことになる。
この飾りつけ経過の様子もまた別の記事にまとめたいと思っている。
おそらく、こんなにマメに途中経過を記録したのは、私しかいないと思うから。
また、地理がもともと得意だった私は、47都道府県もすぐに覚えたが、ロシアの各州や共和国、自治管区の名前をだいぶ覚えてきた。
このヨールカの展示は1月中旬くらいまであるはず。
最後まで見てくださった方、ありがとうございました。
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