チャイコフスキーのピアノ協奏曲第2番
チャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番は、日本でも聴く機会が多く、よく知られています。
しかし、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第2番は、日本ではあまり演奏されません。
私も、CDでは聴いたことがあったけれども、生で聴いたのは、2019年6月のチャイコフスキーコンクールのファイナルでした。
フランスのカントロフさんが、演奏したときに、初めて聴きました。
カントロフさんの演奏は素晴らしくて、こんなにいい協奏曲をチャイコフスキーが作っていたことを知りました。
特に、第2楽章は、ヴァイオリンとチェロのソロが多いことを知りました。
2019年のチャイコフスキーコンクールが終わった直後に、チャイコフスキーのピアノ協奏曲第2番を弾ける技量があるのなら、コンクールでは、2番を弾いた方がいいかもと思いました。多くの人が1番を弾くので、2番を選ぶと有利かなと思ったからです。
今回のチャイコフスキーコンクールでも、ロシアのイリヤ・パパヤンさんが、チャイコフスキー協奏曲の第2番を弾きました。
しかし、前回のカントロフさんの演奏の印象が強くて、カントロフさんと比べてしまう現地の聴衆が多く、逆に2番は不利だったかと思いました。
それを聴いた後、フェドセーエフさんの指揮で、チャイコフスキーの名の交響楽団の演奏ビデオがないかな?と思いました。
私が好きなコンマスのミハイル・シェスターコフさんが弾いているのを聴いてみたいと思いました。
それで、調べたら、1つだけ、ビデオを見つけました。
ピアニストは、マロフェーエフさん。前回のチャイコフスキーコンクールに出場し、1次予選までだった人です。
2018年の映像なので、チャイコフスキーコンクール前の演奏で、マロフェーエフさんが、1次を通過し、ファイナルまで残ったら、2番を演奏する予定だったのかなあと思いました。
そして、2楽章は、もちろん、ミハイル・シェスターコフさんの演奏を聴けます。ドイツでの演奏会のビデオです。
この動画をよくぞ、アップしてくれたなあと思います。
ミハイル・シェスターコフさんは、2020年8月に、61歳の若さで亡くなられたので、もう生で聴くことができないので、映像が残っていることは本当に嬉しいです。
そして、7月9日は、ミハイル・シェスターコフさんの誕生日です。
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