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低学年からのサピックス入室はどうなのか?わが家の体験談
ありがたいことに、最近低学年のお子さんがいるフォロワーさんが増えてきました。
塾選びに迷われている方もいらっしゃるようなので、わが家の体験談を書いてみます。
もし今、塾選びに迷っているという場合には、わが家の経験上、サピックスがおすすめです。
娘が在籍するサピックスの最上位クラス(α1クラス)には、低学年からの通塾勢がけっこう多いことがわかっています。(※娘調べ)
αクラスやアルファベット上位クラスにも、低学年から一緒に学んでいるお友達が何人もいるようです。
以前は「入塾は小4からで十分」と言われていたように記憶していますが、娘の話を聞く限りでは、トレンドが変化しているように感じます。
娘は新1年生のときからサピックスに通い始めました。
行ってみて「なるほど、サピックスの合格実績が一位なのは、こういう秘密があるからなのか…」と納得。
新小6の今まで、毎日楽しく勉強を続けています。
▼サピックス最上位クラスに通う娘の5年生1月時点の成績はこちら
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■4年1月組分けテスト➡5年1月組分けテストで算数の偏差値が10アップしました!中学受験の難しい算数を教えられない親(私)でも娘の成績が上がった理由がわかります。
算数の成績を上げるためのヒントについて現在も加筆を続けており、
約30000字のボリュームになっています。
サピックスがおすすめな理由は
1⃣ 一番不利な集計方法を取っているにも関わらず、合格実績が圧倒的だから
サピックス小学部では、内部生手続きを行い、継続的かつ2025年1月まで在籍した生徒のみを合格実績として掲載しております。テスト生や各種講習生などは、実績に含んでおりません。
サピックスWEBサイトにこのような記載があります。
▼2025年2月14日時点の合格実績は、次のようになっています。
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塾は志望校合格を目指して行く場所なので、迷うようなら合格実績を見て判断すればよいと思います。
2⃣ 優秀な生徒が多く集まっているから
勉強は、教材さえあれば家でも自習できますが、
合格を目指す友達と一緒に競い合って(ゲーム感覚?)学ぶ方が、
楽しく取り組めて力もグングンついていくと思います。
娘は成績優秀な男の子たちに刺激を受けて、日々やる気に燃えています。
もちろん、女の子たちも全く負けていませんよ。
娘の話を聞くたび、クラスのレベルの高さに驚いてしまいます。
長時間勉強する場所なのに、小1の通塾当初からずっと
「超楽しい!面白い!」
と言い続けているのは本当に不思議です。
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3⃣ 予習できないので初見問題に強くなる
サピックスでは使用する教材を授業直前に配付するため、予習ができません。つまり
初めて見る問題をその場で考えて解く
という経験を、授業のたびに毎回行うことになります。
入試では、必ずといっていいほど初見の問題が出題されますが、
サピックスの授業システムに乗って真剣に(全集中!)授業を受けていくだけで、考える力が養われ初見問題に強くなります。
だから入試に強いのだと思います。
また、復習だけすればよいので、勉強時間が短くてすみます。
実をいうと、娘は3年生が終わるまでほとんど復習すらしていませんでした。
授業に全集中する
➡ 全てを理解して家に帰る
ということを、シンプルに繰り返していました。
4年生までは通塾日数も少ないので、習い事との両立も可能です。
娘は新小6の今でも、ガチでピアノを続けています。
サピックスの先生も応援してくれているので、心強いです。
4⃣ 特別扱いされないから
サピックスには特待制度がありません。
また、娘の話を聞いていると、
できる子が多いので、優秀な成績を取っても先生から特別扱いされることはありません。
たまに言われる「サピックスは塩対応」というのも実際には違い、
保護者会でも
「サピックスを使い倒して欲しい」
と言われます。
生徒を大切にしていると感じます。
受験学年を迎えるにあたって、わが家もサピックスを使い倒して合格へ突き進むつもりです。
5⃣ 教材が良いから
最近は、他の塾がサピックスよりも難しい教材に取り組んでおり、
むしろサピックスの教材が易しいという状況になっているようです。
そうすると、サピックスで難関校に対応できるのか若干不安になるところですが、プリントという形式上、最新の入試にあわせて柔軟に改訂してくれる安心感があります。
たとえば…
娘はサンデーショックにあたる2026年に受験をしますが、
サンデーショックにしっかり対応できるような力をつけるため、
娘の学年の算数のテキストはかなり問題が増えていると伺いました。
(※小5が始まって最初の保護者会でお話がありました。)
6年になると、配付される教材とは別に、クラスのレベルに合ったプリントを使って授業が行われるようになります。
たとえば…
娘のα1相当のクラス(土特)では、算数でNプリント(灘中の古い過去問をリメイクした問題)や、校舎長が選んだ特別なプリントを使用しています。
校舎の各クラスの様子を見ながら適切な教材を選んで授業を行っていることがわかり、安心しました。
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6⃣ テストの結果や偏差値が信頼できる
サピックスでは、組分けテスト、マンスリー確認テスト、復習テスト、サピックスオープンなど各種のテストが実施されます。
サピックス生は受験生全体の中でも上位の子が多いため、
サピックスのテスト結果と実際の入試結果との乖離が比較的小さく、
普段のテストの結果や偏差値を信頼できるという点で優れているといえます。
7⃣ 低学年からの通塾もおすすめ
これは異論が多数あると思いますが、
低学年からサピックスに通うのはおすすめです。
授業に全集中すれば、復習もそれほどいらないと思います。
■新2年生3月の組分けテストでは、総合1位の成績を取りました。
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低学年の頃のサピックスでの興味深いエピソードを挙げると、キリがありません。
あといくつも記事を書くことができちゃいます。
・良い先生方に恵まれて、勉強を大好きだと思えるようになったこと。
・サピックスを自分の場所だと思えるようになったこと。
娘にとって、この2つがとても大きかった。
おかげで、小4からの本格的な受験勉強に実にスムーズに入っていくことができたと思います。
クラスにはこだわっていないのですが
・いきなりα1(低学年時はアルファベットしかないので)
・ずっとα1(新小6時点)
ここまで楽しく学んできています。
娘はサピックスが大好きで、小6・最後の1年間もとても楽しみにしているようです。
繰り返しますが、これはわが家の体験談。
冒頭にも書きましたが、
娘と同じα1クラスや他のクラスにも、低学年から通っている子が多数いることがわかっています。
SNSでは低学年からの通塾に懐疑的な意見も多いですが、数年前と今とでは実際の状況が変わってきていると感じています。(中受沼6年目)
サピックス低学年からの通塾勢、成績上位者にも結構いますよ。
(この記事も含めて)SNSの意見を鵜吞みにせず、
各塾の最近の様子を実際に知っている人からの情報も集めて、お子さまに合う塾を決めることが大切だと思います。
追記・サピックス1年生の第1回から第6回までの教材
■わが家のブログ記事より(サピックス1年生(1~6回)を振り返ってみた!)
わが家の娘 ちぇぶちゃんは、4月から小学1年生。難関中学受験に強いと言われている サピックス(SAPIX)に通塾中です。
新型コロナウイルスの影響により、3月後半~5月の約2か月半はお休みになってしまいましたが(YouTubeで授業動画が配信されました)、6月から授業が再開しました。
この間、サピックスから郵送されてきたり、娘が授業を終えて持ち帰った教材を見ると、国語・算数ともに噂にたがわぬハードな内容。
中学受験を経験したことがない自分(新米パパ)にとっては「中学受験では1年生からこんなレベルの高いことをやらされるのか!?」と驚かされることばかりでした。
もちろん、まだまだ始まったばかりなのですが...。
ただ、娘は「授業が面白い!」と言って毎週楽しく通っており、現在のところ授業にしっかりついていけている様子。
5月の終わりに自宅で受けた確認テストも、かなりの好成績でした。
まだ早いかな?と迷いつつも、思い切って入塾してみて良かったのかもしれません。
教材はデイリーサピックス
サピックスでは、授業当日にその日使用する教材が配られ、授業が行われます。
あらかじめ「予習」することはできないので、高い集中力で授業に臨むことができます。
また、授業を終えた後には、家で授業で習った部分の「復習」と授業では扱えなかった部分の学習をする必要があります。
毎回、先生から「授業の内容について、家族に詳しくお話してみてね!」と言われることもあり、かなり集中して取り組んでいるようです。
サピックスで授業を受ける
↓
家庭で授業の内容について会話をして、復習する
↓
サピックスで授業を受ける
↓
家庭で会話して、復習する
…
このような塾の授業と家での復習の繰り返しが相乗効果を生み、学力がアップしていく仕組みになっています。
デイリーサピックス 国語の内容と難易度
1年生は、国語・算数の2科目。
ともにデイリーサピックスという教材を使用します。
デイリーサピックスは、B4サイズのプリントがホッチキス止めされた冊子です。
国語は、現在のところデイリーサピックスが6回分あります。
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国語は、ひらがなやカタカナ、漢字の読み書き、様々な言葉を学習するパートと長文問題のパートに分かれます。
ひらがなやカタカナ、漢字の読み書き、様々な言葉を学習するパートは次のように進行します。
ひらがなの読み書き
カタカナの読み書き
漢字の読み書き(一、二、三、四、日、月)
漢字の読み書き(五、六、七、山、川、木)
漢字の読み書き(八、九、十、人、目、口)
漢字の読み書き(大、小、中、手、子、文)
ひらがなとカタカナは1回ずつで終了し、第3回から早くも漢字学習が始まります。かなりハイペースですね。
漢字については、次回に確認テストも行われます。一つの漢字についてあらゆる読み方や使われ方が載っており、熟語もしっかり頭に定着させていくことを要求されています。
また、記述力・読解力養成問題として、毎回長文問題も出題されます。長文問題のタイトルと文字数は次のようになっています。
『こぐまくんの宝さがし』807字
『うめの花とてんとうむし』1215字
『おやつですよ』1293字
『がんばれパク』1249字
『おばあさんのねこになったねこ』1663字
『つきよのくじら』1691字
サピックス1年生の国語では、毎回物語文が出題されます。
注目すべきは文字数。第1回は807字ですが、第2回以降は1215字 ⇒1293字 ⇒1249字 ⇒1663字 ⇒1691字 と増加傾向にあります。
問題の設問は毎回10問前後で、単に「抜き出して書きましょう。」「順番に書きましょう。」といった書き写すものだけでなく、「どうしてでしょう。」「どんな気持ちだったのでしょう。」というように理由や気持ちを訪ねる設問もあります。
まだ1年生になったばかりの子どもにとって、非常に難しい内容といえるのではないかなと思います。
サピックスの国語の特徴をまとめると次のようになります。
ひらがな、カタカナを確認してからすぐに漢字の学習がスタート
記述力・読解力養成問題として出題される長文問題は、文字数が800字から1600字と多い。
長文問題の設問も難しく難易度が高い
国語の長文問題は、いずれも良問ぞろいで奥が深そう。「一度解いて答え合わせして終わりというのではもったいない!」と思わせる問題ばかりです。
そんな親の気持ちを察してなのかどうなのか、同じ長文が次回のテキストの中で復習として出て来たりテストに出て来たり... 自然に解き直しができるようになっているだけではなく、同じ文章についていろいろな角度から考えさせられるようになっています。
親の自分も娘と一緒にイチから勉強し直すつもりで、デイリーサピックスの復習をしっかりしていきたいと思っています。
(当時このように書いていたものの、結局復習はできずに終わりました。)
先取り学習について
サピックスの入塾説明会では、先生から
先取り学習は必要ない
とのお話がありました。
ただ、文字通り全く先取りをしない状態では、サピックスの入室テストすらクリアできず通塾することすらできないかもしれません。
サピックスに入り授業にきっちりついていくには、やはり何らかの形で先取り学習しておく必要があるのかなと思っています。
(ちなみに、娘の場合ははこれまでの学びについては特に学習と思ってないところがポイントでもあります。)
デイリーサピックス 算数の内容と難易度
算数は、現在のところデイリーサピックス 5回分、基礎力トレーニング 3か月分があります。(写真はデイリーサピックス4回分)
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算数の教材は、デイリーサピックスと算数基礎力トレーニングです。
デイリーサピックスは思考力の養成を目的とした教材で、算数基礎力トレーニングは計算力向上のための教材。
デイリーサピックスは授業で使用⇒家庭で復習、算数基礎力トレーニングは毎日家庭で取り組みます。
算数基礎力トレーニングの内容は、数を数えたり、順番通りになるように数字を穴埋めしたり…といった本当に基礎的なところから始まるので、難しすぎてできないということはありません。
これまで知育をしてきた延長で、問題なく取り組めるレベルになっています。
さんすう 基礎力トレーニング 4月号
さんすう 基礎力トレーニング 5月号
さんすう 基礎力トレーニング 6月号
さんすう 基礎力トレーニング 7月号
1年生の算数は「数を数えること」に重点が置かれています。1年生初めは1から10までの数に慣れ親しむこと。図形分野では、「ましかく・ながしかく・さんかく・まる」をきちんと認識できることが目標になっています。
計算については、前期はたし算・ひき算の意味から8+4、14-5などの簡単なくり上がり、くり下がりの計算まで、後期は20を超える計算も出てきます。
デイリーサピックス 算数
デイリーサピックスは思考力の養成を目的とした教材で、各回の主なテーマは以下のようになっています。
1⃣『ボールつかみゲーム』『イルカドーナツ』
『ボールつかみゲーム』は、箱からボールを取り出して、書いてある数字の大小を比べるゲーム。『イルカドーナツ』は、数の合成の練習をします。
2⃣『タイルならべ』
タイルで作った形から、どのタイルに何枚使ったかを考える問題です。
3⃣『どれがながい?』
絵を見て、みんなの背の高さやおもちゃのへびの長さなどを比べたり、学校から家までの道のり(道は格子状になっています)を比べます。
4⃣『おかしをわけよう』
大きさ比べをしながら、みんなでおかしを分けたり、数字カードを並べたりする問題に取り組みます。
5⃣『どうぶつつみき』
さいころの形をした積み木(立方体)を積み上げた図から、積み木を何個使ったか数えたり、正面や横から見たときの見え方を考えます。高さによって模様の違う積み木を1列に並べて、正面や横から見た時の模様の見え方を考える問題も学習します。
6⃣『ゲームをしよう』
さいころを振って出た目の数だけ進む「すごろくゲーム」と、マス目に並べた◯を●ではさんで●にする「しろとくろ」の2種類のゲームの問題を扱います。
デイリーサピックスの算数では、単純な計算問題はあまり出題されていません。ゲームやパズルに取り組み、考えながら解答を出す問題が出題されています。
問題はいわゆる文章題が中心で、比較的長めの問題文を読み取る必要があるので、むしろ国語の読み書きの力が重要と言えるかもしれません。
サピックスの算数の特徴をまとめるとこのようになります。
教材は、基礎力トレーニングとデイリーサピックスの2種類
計算力は毎日、基礎力トレーニングに取り組むことでつけていく
デイリーサピックスは、ゲームやパズルに取り組み、考えながら解答を出すタイプの問題、平面図形・立体図形に関する問題が出題されている
算数の先取り学習について
サピックスでも1年生の初期は基本的な内容なので、特に先取りの必要性を感じないかもしれません。
娘の場合は、特に算数分野が得意で、年長さんの時点で小1の範囲くらいまではマスターしていたので(くり上がりのあるたし算・ひき算など)、「得意科目を伸ばそう!」ということで、算数の先取り学習を進めてきました。
算数に関連して、これまで取り組んできた教材は次の通りです。
チャレンジ1年生(年長 5歳5か月から)
そろタッチ(5歳7か月から)
RISU算数(6歳3か月から)
チャレンジ2年生(年長 5歳9か月から)
チャレンジ3年生(小1の4月号から)
学習指導要領の範囲内で、2学年上まで算数の先取り学習を進めた結果、サピックスでの授業にもうまく対応できたように思います。
■4年1月組分けテスト➡5年1月組分けテストで算数の偏差値が10アップしました!中学受験の難しい算数を教えられない親(私)でも娘の成績が上がった理由がわかります。
算数の成績を上げるためのヒントについて現在も加筆を続けており、
約30000字のボリュームになっています。
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