会社で評価されるたった少しのポイント 2
目的と手段 を明確にして評価されやすくする仕事の考え方を明確にして実例を元に解説していきます。
ある会社でサービス開発をしているAさんは上司に「東京エリアでの事業売上がここ数年減少の一途を辿っている。そこで新しいシステムを開発し売上の向上を図りたい。」と言われて、新しいシステムを開発することとなりました。
Aさんは自社の既存システムと他社のシステムの違いを徹底的に調査し、差別化要素を明確にした新システムを開発しました。
ユーザーを第一に考え、様々な機能を実装し操作性や見た目も他社以上の精度にする事で市場で優位に立てると想定しました。
このような案件があった場合、Aさんは上司の指示通り新しいシステムを開発することを目的とします。
目的を達成するために他社との違いを埋めたり、逆に自社の良い点を強化するように差別化を図ろうとします。
ユーザーの操作性も近年ではユーザーファーストとの概念もあるので重視していて損はないはずです。
しかし、このAさんが仕事で評価されるには次のことを意識する必要があります。
実は、上司はさらに上の幹部から東京エリアの事業売上をあげることを指示されているということです。
なので上司の目的は売上を上げることであり、新システムを作ることはその手段だと言うことになります。
本来、売上を上げるためにはいくつかの手段があり最も効果を上げるための手段をとっていく事が効率的な方法です。
上司の指示通りの開発を行うだけでなく、会社としての目的、つまり自分より1段上位の目的を明確に認識することで、自分を評価する立場の上司と同一の目的を共有できるので、あなたを評価しやすい環境が構築されます。
次のセクションではなぜ1段上位の目的を明確にすると、評価されやすくなるか解説していきます。
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