映画鑑賞『ダイヤルMを廻せ!』
こんにちは。今回は見た映画の紹介をしようと思います。
ダイヤルMを廻せ! 1954年 監督 アルフレッド・ヒッチコック
個人的レビューは9.5/10といったところです。
思わずノートに書きたくなるような内容でした。
簡単にストーリーを書くと、妻の浮気に腹を立てた男が妻を殺そうと完全犯罪を企てるお話です。これ以上書くとネタバレになりますが、男の当初の計画は頓挫し、それでも言葉や小道具を巧みに用いて、なんとか妻を死の直前まで追い込むことができます。
最終的には視聴者も巻き込んで、とある伏線に騙されること間違いないでしょう。
この作品を見て、不思議なことは、殺人を企てた側の男をなぜか応援したくなることです。警察に追い詰められていきますが、警察側というよりも犯人側に感情移入しちゃうんですね。そう感じさせる演出と脚本が際立って良く、手に汗握る名作でした。
おまけ
タイトルのダイヤルMを廻せのMってなんだろうと調べてみると、昔の外国のダイヤル式の電話は、2-9の数字にアルファベットの文字が書いていたそうです。2=ABC、3=DEFといった具合。
Mは6に該当します。6=MNO
そして、この作品の原題は『Dial M for Murder』
つまり、殺人を意味するMとも関連付けさせての邦題だったということですね。