蕎麦を知る。蕎麦にまつわる検定・資格
こんにちは、茶屋ファームの吉田です。年が明けますと、今年の抱負を考えたりしますよね。去年からEijyoさん主催の蕎麦食推進クラブ「さざれ石」に参加していますが、会報を読んでいますと良い記事ばっかりで知識欲が刺激されまくりでした。
蕎麦について知らなすぎると思い、体系的に学びたいという気持ちが高まっています。調べてみるとチャレンジしてみたいものが出てきましたので、せっかくですから皆さまと共有したいと思います。(※そば打ちの技能に関するものは一旦置いときます。)
■ そばリストそば学検定
NPO法人そばネットジャパンが実施する『そば学検定』は、そばに関する歴史・文化・栽培・製粉・栄養など幅広い分野が学べます。
全部で7科目あり、3科目合格で学士、5科目合格で修士、7科目合格で博士の学位が授与されます。これは博士号を狙うしかないですねー。
科目はバラエティーに富んでいまして、以下のようになっています。検定委員(テキスト執筆者)の方々のお名前も記載させていただきます。(敬称略)
受検の流れとしてましては、①テキスト購入→②集中講座受講(※ビデオ講座受講も可)→③科目ごとの検定→④合格科目数により学位授与となります。日程や受検料などについては、下記のサイトをご確認ください。令和7年度についての詳細は未だのようですが、テキストはいつでも購入できます。
■ 蕎麦鑑定士
こちらは日本蕎麦保存会が主管する認定資格です。蕎麦鑑定士とは、「日本蕎麦について正確な知識を持ち、蕎麦の味を判別する能力を持った人」と定義されています。4級~1級まであり、飛び級はできません。1級へ到達するには最短で4年かかります。
認定までの流れをざっくりまとめると、以下のようになっています。
まさに「蕎麦の味を判別する能力」が問われます。これはハードルが高そうです。でも認定されると「違い」が分かる確かな証明になりますよね。そういえば昔、ネスカフェゴールドブレンドのCMで「違いが分かる男」というコピーがありました。「かっこええなぁ」と思っていた記憶があります。
ちなみに受講生が提出した食味レポートがこちらで紹介されています。
「食味体験会」は毎年1月か2月に東京で開催されていますが、「行くのが難しい。」という人向けに「準級」が設けられており、準4級から準1級へとステップアップすることができます。後から「食味体験会」に参加して準級解除してもらうことも可能です。
■ 江戸ソバリエ
こちらは特定非営利活動法人江戸ソバリエ協会が認定する、江戸蕎麦の通人を表す民間資格です。耳学(うんちく)、手学(蕎麦打ち体験)、舌学(食べ歩き)、脳学(考える)の4科目からなる総合講座です。
令和6年の耳学講座の内訳をご紹介いたします。
科目名を見てるだけで楽しくなってくるようなラインナップですね。最近に開設された上級コース『江戸ソバリエ ルシック』もあります。こちらでは、きれいな食べ方を評価する舌学コンテストが行われます。江戸っ子の蕎麦の食いっぷりを伝承しようとする心意気が感じられますね。
詳細につきましては、こちらをご確認ください。
9月は農繁期で江戸ソバリエの受講は難しそうですが、そば学検定と蕎麦鑑定士は挑戦してみようと思っています。noteでも進捗をご報告いたします。新年の誓いがもろく崩れ去るか、はたまた成就するのか、見守っていただけると幸いです。
ところで話が変わりまして、Eijyoさん主催のクラブ活動に参加しております。その名も「蕎麦食推進クラブ『さざれ石』」。ハッシュタグをつけて投稿する気楽な感じの活動です。蕎麦に興味がある方はお気軽にご参加いただけると嬉しいです。一緒に蕎麦食を盛り上げていきましょう!
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文中の画像は「ぱくたそ」さんのフリー画像を使用しています。
おしまい。
私ども茶屋ファームは富山県南砺市利賀村で主にソバの栽培をしている農業法人です。日頃の農作業や六次産業化の過程、そばを使った料理、蕎麦についての豆知識など色々と発信していこうと思っています。
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