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たぶん世界はさらにデジタる

まずデジタル化ってどこから?という疑問が湧きますが、身近なところで言うとカセットテープからCDに変わった時がひとつわかりやすいのかなと思いました。ただ、一番身近にデジタルというものを感じたのは、やはりPCの普及ではないでしょうか。PCがなければスマホも生まれないし、そうなるとFANZAも見れないわけです。地獄です。そんなわけで、私の中のアナログからデジタルへの変化を感じた点を挙げてみます。

音楽のデジタル化

まずは音楽でしょう。1998年にWindows98が発売され、PCが一般家庭や中小企業にも普及。楽曲制作できるソフトも販売され、音楽制作は非常に身近になります。自分もPro ToolsやREASONでダンスチームの楽曲を作っておりましたが、音源も豊富で、プラグインを使えばプロ並みの音を出せるというのが衝撃でしたね。高校や上京したての頃は、MTRというカセットテープのマルチトラックレコーダーを使っていましたが、いまではPC一台あれば作曲もそれでできちゃうし、録音もできるという便利さ。そこからボカロの登場。一般の人でも歌をボカロで歌わせることで、音楽と歌詞を表現できる。いわゆる音楽の常識を崩すスタイルはデジタルならでは。ボカロPの登場と市場での成功は、日本の音楽が世界との圧倒的な違いを生み出したタイミングではないかと思います。デジタルによって表現力の幅が格段に広がり、さらにネットによってセンスはあるが楽器は弾けませんという人たちが、自分の作品を形にして世に出せるというきかっけを提供しました。DTMと言われる楽曲制作スタイルは、実験をするのに非常に向いているのが特徴です。現在の日本人の作曲能力や楽曲の独創性に関しては、世界でもトップレベルだと思います。音楽のデジタル化はポジティブな面が大きいですね。デジタルでは表現できないアナログの良さを見直す機会を作ったという点もあります。 楽曲制作はデジタルによって良い効果が出たのではないでしょうか。

映像のデジタル化

これは自分の本業の分野でもあるのですが、現在この仕事をやってこれているのはまさにPCの登場のおかげです。私が就職したのが、ちょうど業界の変わり目の時代でした。私はテロップを写植屋で作るというのは体験していません。フォトショップで作成したテロップデータをスタジオに持ち込んでいました。その後PCでの編集を覚えました。自分達の世代からはシナリオも書ける、編集もできる、撮影もできるディレクターが増えてフリーランスで活躍してました。私もディレクターやオフライン編集マンとして、フリーランスを5年ほどやってました。ただ、これが今思うと、業界全体の低価格化が進んでしまった原因でもあるのかなと思います。これはデジタルのネガティブな面ですが、ツールが絡んだ技術は、デジタル化でその価値が下がってしまうという点もありますね。これはどの業界も一緒かもしれません。ま、結局経済も悪くなって、予算も下がっているので、結果的には必然だったのかもしれませんが。もしくは、バブル期が異常すぎただけかな。経済に普通という状態は存在しないと思いますので、色々な要因があるのでしょう。今この文章をあなたが読んでいる頃には、もう経済どころか世界も崩壊しているかもしれません。私もすでに200年前に死んでいるのです。

デジタルの拡張に比例しない人間の労力

この20年ほどでYoutTubeやTikTokなどの新しいメディアの普及もあって、いまでは編集は一般的なものになっています。スマホの進化でコンテンツ制作がより身近になりました。ただ、こちらの分野は、フォロワーの多いYoutuberさんと仕事をしている人の話を聞くと、昔のテレビ制作会社以上に忙しいスケジュールのようですね。さらに流行変化も早いので、企画出しも大変と聞いております。昔ダウンタウンのごっつええ感じが、週一でクオリティの高いコントを放送していたと考えると、いま思えば驚愕ですが、そのレベルでなくても、コンテンツ制作を3日に一度もしくは毎日のペースでやれと言われると、相当しんどいですよね。テレビもYoutubeもそうですが、表の華やかさの裏で、人間の苦労があります。これは、どの分野も共通だと思いますが、デジタルが普及して楽になった面もあるのに、人間の労力は、さほど変わっていないのが面白いところですね。使える人が増える分、要望も多くなる。それは、人の業ですね。うちの猫も餌をあげると、もっとくれと言います。これは、猫の業ですね。猫業です。

AIに期待

デジタル化によってAIが登場しました。AIに嫌悪感を抱く人が多いと聞きますが、私はAIを否定しません。まだ今はAIも成長過程なので、エラーもします。そのエラーによって、人間では考えつかない、面白いコンテンツが生み出されます。このような想定外の発想は、私の感性を強く刺激してくれます。AIは、そのうち人間を超えていくのかもしれませんが、私たち人間はそれに仕事を奪われることに恐怖するのではなく、それを活用して生活を豊かにする発想をしていったほうがポジティブではないでしょうか。AIが基本的なお金を稼いで、人間が好きなことにチャレンジできるほうが楽しいですよね。もうAIが全人類から仕事を奪って勝手に人類の生活を支えてくれれば良いと思っています。ま、その前に少子化問題もあるので、日本人いなくなっちゃうかもしれませんが。これはAVの大罪かもしれません。AVやAIやデジタルは今の日本には、必須になっています。すでに各業界が人材不足ですし、それに対するAIを使った技術提供も事業として始まっています。AVもマジックミラー号という特別車両の発明に貢献しました。こうしている間にも日本の人口はどんどん減っていますので、AIに反対するよりは、人口減少に対する提案を考えた方が時間の有効活用かと思います。私もAVを見てから、賢者のように真面目に日本の問題と向き合いたいと思います。

人間が生み出したデジタルは、経済の変化や文化の発展を加速しました。良いことも悪いことも含めて、新しい何かを人間に提供してくれていることは間違いありません。たぶん世界はさらにデジタると思います。私も自分自身のデジタる部分も大切にしたいと思います。デジタるたるるーとくんと呼んでください。あぁ、デジタルって書きすぎて、知らない単語に思えてきた。
怖い!アナログ、デジタルの次の概念もお待ちしています!
結局、デジタルで日々が変わったこととは・・・いろいろできることも増えて、社会も変化して、人生楽しいってことです!

#デジタルで変わったこと


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