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トゥンク・・・💗あれ、私仕事のことが好きかも

高校を卒業するまで、まともにアホだった自分にとって、社会に出てから得た経験値はかなり大きかったです。ほんと高校くらいの時は、仕事をすることがカッコ悪いとまで思っていました。シンプルに世間知らずなだけですが。それが上京して、生活にはお金が必要と気づき、会社に就職してから、ようやく「仕事」に対して向き合うようになった気がします。

普通のサラリーマンという人間は存在しない

昭和・平成のバブル期は、よくテレビでも、「普通のサラリーマン」という表現は多く使われていたかと思います。どちらかと言うと、ちょっとつまらない人間、つまらない仕事的な表現での使い方が多かったかもしれません。
自分も「普通のサラリーマンにはなりたくない」と思っていました。しかし、社会に出て、色んな職業の方のプロジェクトに関わったり、仕事でインタビューをしたりしていると、「普通のサラリーマン」は存在しないことを実感します。そもそも、このワードは自己紹介するときに謙遜して使っているフレーズだったのかもしれませんね。きちんと考えればそんな人間はいないと気づくかもしれませんが、私はアホなので、本当の意味も考えず「普通は、嫌だ」という理由だけで、そう思っていたのです。まずもって、「普通」という仕事が存在しない。みんなそれぞれ社会で必要とされているから職業として成り立っていて、それぞれがプロフェッショナルとして、他の職業からは見えない試行錯誤や葛藤を繰り返して、みんな生きています。あと「サラリーマン」って給料もらって働いている人たちのことですので、世の中の大半がサラリーマンな訳です。若い頃の自分は、机上の空論を並べて他者を否定することで自分の価値観を正当化しようとする傾向が強かったので、仕事によって、実際にたくさんの人の考え方に触れ合い、全ての人がそれぞれの人生ドラマを生きていることを実感したことは、アホだった自分にとって大きな財産でもあります。ごく当たり前のことを述べているけど、要は社会に出て人と接することで自分の視野が広がったってことですね。バカボンのおまわりさんのように目と目がつながって視野が良好です!目指すはアッガイくらいの視野です。

最終的には、これくらいの視野が欲しい
※魂ウェブより引用

助言の捉え方

若い頃は、仕事でたくさんの人から助言やアドバイスをもらいました。特に計画性のない生き方で、何の才能も技術も資格も持っていない私は、とりあえず会社に就職しちゃったので、本当にたくさんの人に支えられて経験を積ませてもらいました。ただ、20代前半の頃、先輩や取引先の方からの「助言」で、迷うことも多くありました。みんなけっこう言うこと違うんですよね。実際に年齢を重ねて若い人たちに助言をする立場になってきて、どんな助言をしたら良いかなと考えるとき、自分の経験値からの言葉に頼りすぎているなと感じます。その若者の状況を考えてではなく、自分の経験を正当化するようなフレーズが多くなりがちです。若い頃に誰の助言が正しいのか分からなくなり、迷っていた時期があったのもこれが理由かと思います。最近特に実感しますが、時代の変化は加速しています。少し昔の仕事の仕方が通用しない面もいくつかあります。そういった「今」の状況を考えない助言は知識にはなりますが、正しい助言ではないと感じます。今の若い世代の方も、多くの先輩方からたくさんの助言を受けていると思いますが、とりあえず受け取って自分の中で、本当に必要な助言かどうかを精査することをお勧めします。否定や拒否はお勧めしません。なぜなら、後になって時代の変化で追いついてくる価値観や、自信の成長に伴って参考になる助言もあるからです。貰えるものは貰っておいて、頭の引き出しにとりあえず入れておけば、あとで必要なときに、勝手に脳みそが処理してれることもあります。ちなみに私は、「助言」よりも具体的な「提案」をするように意識しています。プロジェクトにとって最悪のパターンにいかないようにする具体的な方法を提案して、それを本人が判断すれば良いと思っています。結局受け取る側も人それぞれなので、常に同じフレーズというのは存在しないし、助言する側もそれなりの責任を感じますが、できるだけ本人にとって良い結果につながる言葉を贈れたら嬉しいと感じます。ですので、私は常々「呪力は腹だが、反転術式は頭で回す」と若手には言っています。「へのつっぱりはいらんですよ」くらいアバウトな助言が個人的には理想ですね。


若手は呪力を頭で作って、反転術式を腹で回しがち
©︎芥見下々/集英社

結局経済は変化し続ける

先ほどの「助言」でも少し触れましたが、年齢とともに経験値が活かせないことも増えています。それは、私が経済や技術、文化、思考の変化に追いつけていない部分があるからだと思います。特に最近は3年単位で変化しているくらい急激な変化に感じます。特に私のいる映像業界はコロナ以降大きく変わってきています。新技術が登場したかと思えば淘汰されていき、予算の変動や予算をかける分野も変化しています。ただ技術や経済の変化自体は人間の文明がある以上当たり前のこと。変化の波の感覚が短くなってる印象ですね。営業においても技術においても、常に市場とトレンドを見ながら検証と行動をかなり早いスピードで行わないと追いつけない時代です。30代前半の頃はいつか安定した生き方をしたと思っていましたが、経済も人生も安定なんてないですね。何をもっての安定?というのもこの歳になると感じますが、知人で孫の代まではお金の心配ないよって人も、結局投資したり、会社立ち上げたり忙しくしています。お金の安定とやりがいとしては別。そんなもんなんでしょうね。ただ年収億越えは羨ましすぎる!1000万くらいくれないかな。今度土下座してみよっと。

仕事での切り札、土下座のお手本
ロケットニュース24/中澤星児さんの記事より引用
https://rocketnews24.com/2022/06/01/1640050/

結局仕事が好き

仕事ってあくまで変動する経済あってのものですので、そういう意味では常にオモローとマネーを提供してくれるので感謝してます。自分にとっては今の職業は、趣味からの延長線感覚。25年もそんなんでお金もらえていることがありがたいです。あと仕事をしていないとできない経験もかなりあるので、仕事を通してアホだった私が少しだけ常識人に近づけたのは、とても大きなことだと思います。たまに大変な案件があったり、予算と合わないものもあったり、寝れない時もあったりと悩ませられて、愚痴もでますが、経験に充実を感じているタイプなので、結局そんな変化が多い、今の仕事が楽しいんですよね。ほんと迷惑も多いし、いっつも私の邪魔ばっかり、だけどたまにそれを求めている自分がいたりして・・・トゥンク・・・💗・・・・・あれ、気づいちゃったかも。私、仕事のことが好きかも!

トゥンク

#仕事での気づき