映画って本当にいいもんですね ②
好きな映画についてつらつら書きます。
レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード
まさにタランティーノやロバート・ロドリゲス全盛期の世代として、この二人の作品はどれも大好きです。その中でもデスペラード2は、実はかなり好きな作品。エル・マリアッチ、デスペラードの続編ですが、ほぼ前作関係ない。関係なくもないのですが、続編は群像劇のようなスタイルになっており、すべてのキャラクターが個性強くそれぞれのストーリーを展開します。個人的には、ミッキー・ロークの麻薬王の側近で、猫好きな役。けっこう簡単にボスを裏切るというなかなかインディペンデント系にありがちな、ストーリー展開用の重要キャラクター。そこにミッキー・ロークという豪華なキャスティング。もはや整形で昔の超男前だったころのセクシーさは無くなってしまったが、そもそもアクターズスタジオ出身の演技派なので、やっぱキャラクターの深みがでますね。いまの若い人はほぼ知らないんだろうな。ナイン・ハーフやイヤー・オブ・ザ・ドラゴン、エンゼル・ハートあたりの彼は無敵だった。ボクシングするまでは・・・。他にもジョニー・デップが演じる、目を潰されてしまうCIA捜査官や、かつて麻薬王に同僚を殺された元FBI捜査官、メキシコ大統領など、それぞれがそれぞれの思惑で動く、非常に躍動感のある映画です。むしろ、主人公役のアントニオ・バンデラスのファンの方は少し物足りなく思うかも。とにかくいろんな個性がつむぐストーリーが好きな人にはたまらない作品かと思います。
