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南大沢:土木構造物めぐり

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筆者が住んでいる八王子市南大沢地区を中心に、地元土木構造物やその周辺の光景などを取り上げていきます。
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記事一覧

【南大沢土木構造物めぐり】No.115 2025年・南大沢のお正月

新年明けましておめでとうございます。2025年の元旦は、地元:南大沢で過ごしました。新年の様子をちょっとばかりご紹介します。 ■1 東京都立大学前からの初日の出 今年の元日は、天気が良さそうで穏やかな初日の出が見られそうな日和だったので、初日の出を見に行きました。実はこの場所は家からも近く、初日の出を見るのには結構適している(もちろん山の上などに行けばもっと良いのですが、寒い中遠出するつもりもないので、近所で拝むのには最適な場所、くらいの感覚です(笑))と2年前に一度体験

【南大沢土木構造物めぐり】No.114 多摩ニュータウン周辺で進む道路プロジェクト

今年の夏はとても暑く、街歩きをするのはとてもつらかったです。そんな中、車を使って行ってみたのが、多摩ニュータウン周辺で進む、2つの道路事業です。今回は8月の真夏の猛暑の中、少し見て回った模様をお伝えします。 ■1 八王子南バイパス 八王子南バイパスは、多摩ニュータウンの少し北側、京王線の北野駅付近から、八王子市の市街地の南側を通り、八王子みなみ野シティの北端を通り、町田街道までの区間が建設中です。町田街道から高尾山インターチェンジまでのトンネルはすでに供用開始しています。

【南大沢土木構造物めぐり】No.113 再び大変貌を始めた、御殿峠にて

この写真、実は一度探索したことがある場所ですが、大きく変貌していて、とても驚いている場所です。その場所は、 御殿峠 です。こちらの記事は、3年前の探索の時の記事。この写真が何だか大昔に見えるくらい、既に大きな変貌を遂げています。 ハイキングコースだった、かつての峠の頂上には、国道16号が通じ、大学や結婚式場なども立地し、既に峠の雰囲気が無くなりかけていたのですが、実は昔の峠のハイキングコースを彷彿とさせる場所が今も健在・・という記事だったのですが・・。 そんな御殿峠で

【南大沢土木構造物めぐり】No.112 都県境に新たに架かる架け橋

多摩ニュータウン、南大沢駅周辺の土木構造物を巡る街歩きをこれまでも何度となくお伝えしてきましたが、最近は少し遠征する機会が多くて、近場の街歩きの模様を紹介できていませんでしたが、今回は久しぶりに近場を歩いた記録を書きたいと思います。 ■都県境を流れる、境川 今回の舞台は、多摩ニュータウンからは少し西側に行ったところにある、境川。町田市と相模原市の境目、都県境を流れる川です。決して大きな川ではありませんが、大きな川と合流したりせず、江ノ島付近に流れ着く河川です。 この写真

多摩ニュータウンに鉄道が乗り入れて50周年!

こんばんは。実は私自身もこの3月に50周年を迎えました。まだまだ若いと思っていたら、気づいたらこんなに歳をとってしまって・・みたいな感じもしますが(苦笑)。誕生日を迎えるにあたり、「自分と同じ年にできた鉄道路線は、『同期』であり、『今年50周年だな』」と思い、これはお祝いしないといけない、と思い、実は誕生日の時に調べました。 【主な開業した鉄道】  ①:日本国有鉄道 予土線(若井~江川崎)   → 四国のローカル線、ここに全線開通!だったのですね。  ②:名古屋市営地下

【南大沢土木構造物めぐり】No.111 大平公園で見つけた、密かにすごいシステム

地元である、多摩ニュータウン・南大沢の街歩き。今の季節は、多摩ニュータウン通りのイチョウが黄色く色づき、ベルコリーヌ南大沢を茶色っぽい屋根とのコントラストがとても美しく、歩くのがとても楽しいシーズンです。 そんな南大沢で、今回は大平公園に街歩きに行った際に見つけた、ちょっとすごいなあと思う、土木屋もビックリなシステムを見つけたので、ご紹介したいと思います。 ■大平公園を歩く ビックリするのは、この池の水に関して・・です。 池の脇に、このような看板が。公園に降り注いだ雨

【南大沢土木構造物めぐり】No.110 オリンピックのレガシーロード

「南大沢土木構造物めぐり」のマガジンを気が付いたら10か月近く更新できていませんでした・・。地元の街歩きを全くしていないわけではなかったのですが、最近は都心部を歩く機会が増え、街歩き等のガイドを務めたり、いろんな土地に出かけた際に街歩きしたレポートを書いたりと、なかなかこの地域での活動を記事にする機会が少なくなってしまって・・。という状況でしたが、今回は久しぶりに書きます! 12月3日(日)に開かれた、「THE ROAD RACE TOKYO TAMA 2023」という自転

【南大沢土木構造物めぐり】No.109 沼への入口(パートⅡ)

多摩ニュータウン・南大沢のすぐ西南隣は、町田市。八王子市と町田市の境界に尾根があり、それを越えると町田市になります。多摩ニュータウンのエリアの端部でもあるこの場所。そこを越えると、多摩丘陵の雰囲気を残す、味わい深い場所だったり、急坂のある崖があったりと、ニュータウンとはまた違うイメージの場所があるエリアがあります。 そんなエリアに、少し前の探索で、「沼入口」という、とてもインパクトの強いネーミングのバス停を見つけ、それはこの地区の地名であることを知りました。今回は「沼」集落

【南大沢土木構造物めぐり】No.108 公園の中にある秘密基地 ~清水入緑地の展望台~

真冬の街歩きは、寒くて日没が早いので、短時間に集中して歩くようにしなきゃ、と思いながら、ついつい暗くなるまで歩き続けていることがよくあります。やっぱりオンシーズンは春から秋なのかな、と思うこともあるのですが、冬のほうが適している場所もあります。それは、見晴らし台のような場所です。冬は空気が澄んでいて遠くの山々がきれいに見渡せるばかりか、樹木の葉が落葉していれば、夏場は見えない場所まで見通せるというメリットがあるのじゃないかと思います。 ということで、今回は公園の中にある、秘

【南大沢土木構造物めぐり】No.107 境川沿いの都県境の飛び地巡り(第2集)

境川は、東京都と神奈川県の境界を流れる比較的細い川です。川の上を都県の境界が通る川なのですが、かつては蛇行していた川が直線化される河川改修工事が順次実施されています。その場合、河川の形と都県境が一致しなくなるケースが見られます。すると、川沿いに隣接する自治体の飛び地のような場所が発生するようになります。前回、そのような場所を辿ると、とても面白かったので、今回はその続きで、少し下流側を目指して歩きたいと思います。 (前回の記事はこちら) ■まずは、マピオンの地図から 今回も

【南大沢土木構造物めぐり】No.106 2023年正月の南大沢周辺の風景

新年あけましておめでとうございます。本年も街歩きを楽しみながら、ちょっとマニアックな視点での投稿を楽しんでいきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ■元旦の南大沢での初日の出 2023年のお正月は、わが町・南大沢で始まりました。今年は初日の出を近所で見たいと思い、少し近場に朝の外出をしました。 舞の橋歩道橋は、鮮やかなループ形状のスロープを有する、街のシンボル的な歩道橋です。 ■南大沢八幡神社へ初詣 その足で、地元の神社である、南大沢八幡神社に初詣に出かけまし

【2022:今年1年を振り返る】街歩きを通して見えたもの

2022年の大みそか。今年は家族に受験生がいたりするので、帰省せずに地元・八王子市南大沢でゆっくり(!?)過ごしています。ここでは、そういう時に今年1年を振り返り、来年を展望してみたいと思います。(何だかスペシャル番組みたいなことしてるかも(笑)) ■noteでの創作 noteさんの、「2022年の記録」という特設サイト、面白いですね。これを使って、どんな感じだったかを見ると・・・、執筆の状況としてはこんな感じです。 気づけは年間137本も投稿しています。月10本以上、

【南大沢土木構造物めぐり】No.105 多摩丘陵の隠れ里・町田市小野路地区を歩く(③小野路宿周辺の魅力的なスポット)

多摩ニュータウンに隣接する、町田市小野路宿を歩いています。都心に近い町田市に、まさかこんな隠れ里があったのか!と思うくらいにとても素晴らしい場所です。前回は宿場町の中心部を歩きました。今回は、その周辺部を歩きたいと思います。 (前回の記事はこちら) ■まずは、小野路城を目指してみる 小野路の里山交流館で、こんな案内地図が配られています。NPO法人、「小野路街づくりの会」の皆さんのよる地図です。小野路城跡は、万松寺谷戸を形成する尾根を登り切った場所にあります。 ■布田道を

【南大沢土木構造物めぐり】No.104 多摩丘陵の隠れ里・町田市小野路地区を歩く(②小野路宿の魅力)

多摩ニュータウンに隣接するすぐ南側にある、町田市小野路地区。前回は、八王子からつながる小野路街道のルートを辿り、小野路までの道のりを紹介しました。今回は、小野路宿の魅力を中心にご紹介したいと思います。 (前回の記事はこちら) ■小野路宿を歩く 多摩デジタル新選組資料館