映画『キャラクター』感想メモ
結論から言うと想定より良かったので満足しました。後半ネタバレ
・スタイリッシュ王道サスペンスだった
・さくさく人死にが出るし画面が赤い
・わりとちゃんと伏線回収してくれてきもちい
・血まみれの描写が大丈夫なら8割は観れると思う 残り2割は刃物が体に突き刺さるが…
・痛いシーンが苦手な人間にとって、終盤以外はそういうシーン省略して事後から見せてくれるの本当に助かる(倫理観)
終盤はちょっと目を逸らした
・オープニングとエンドロールがめちゃかっこいい、画面の色味もお洒落で良かった…
・絵が上手い人の演技をするのが上手い菅田将暉なに??山城本当に絵がうまくて惚れ惚れする
・高畑充希は最初から最後まで可愛い
・Fukase、映画初出演で役が似合いすぎている
・エンドロールで両角のアパートの壁画を描いたのもFukaseさんだと知って、“狂”を感じたんですけど、もともとそういう部分がある方なんですか?(多分違う)
・現実とフィクション、模倣する側とされる側、描く側と描かれる側の境界の部分をうまくついている話で、テーマとして面白かった!
※以下ネタバレ
・妊娠中の夏美が子供の性別をぼかしたところで、これ実は双子で山城が4人家族になってしまう展開もありえるな…と思ってたら本当に伏線だったのでニチャァ…となった
・山城の実家のシーン、よそよそしさがあったので、あのひとたちが山城の家族なのか夏美の家族なのか初見で迷ったし戸惑ったけどあの違和感は伏線だったか〜〜〜終盤で回収されるのきもちいい〜〜
・序盤で山城が描いてたスケッチが両角の特定につながるとは思っていなかったので、そうきたか〜〜〜!とテンション上がった
・見せ場だから2人の時間を長く取りたいという意図はわかるのだけど山城vs両角になってから警察が来るまでに時間かかりすぎでは…?
・夏美もわりと刺されてたのに、元気に赤ちゃんを産んでおり生命力つよすぎんか??となった
・それはそうと小栗旬を途中退場させる映画、容赦なくて好きです
・凶暴性を行動に移す両角、凶暴性と折り合いをつけて善良に生きてる清田、凶暴性を漫画で昇華している山城
妄想かもしれないけどこの3人対比なのでは
・クライマックスの山城の笑顔、あれをやらせるために菅田将暉使ったんか〜〜〜感
・個人的な見解としては、山城の中にもともと狂気があって、両角との殺り合いの中でその狂気が顕現した部分もあるのかなと思った
・あの残酷なサスペンスを好んで描く山城に"狂"の部分がないわけない、いやある…
両角も漫画でたくさん人を殺すのと実際にやるのと何が違うんですか?って言ってたし
・ラスト、夏美への視線(カメラワーク)もエンドロール後の刃物を研ぐ音も不穏で、後味最悪でよかった!
夏美、あのあと辺見に殺されるのではないかとも思うけど、もし山城が殺したとしても私は驚かないな…
以上!楽しかった!!痛い描写の耐性をつけたい