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『アンビュランス』最も洗練されたマイケル・ベイ映画


アンビュランス
Ambulance
監督
マイケル・ベイ
脚本
クリス・フェダック
原作
ラウリッツ・ムンク=ピーターセン
『25ミニッツ』
製作
マイケル・ベイ
ブラッド・フラー
ジェームズ・ヴァンダービルト
ウィル・シェラック
イアン・ブライス
出演者
ジェイク・ギレンホール
ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世
エイザ・ゴンザレス
音楽
ローン・バルフ


 

マイケル・ベイは持ち前の脅威的な編集スピードや異常な大爆発による狂気的な映像で、多くの映画ファンを魅了してきた。
そして新作『アンビュランス』では、その狂気的な映像スタイルが最も洗練された形で観客に襲いかかってくるのである。ハッキリいって正気の沙汰ではない(毎回のことではあるが)。


まず、物語がとてつもなく削ぎ落とされた、ハイコンセプトな(一言で内容を言い表せるような)構成になっていることがとても大きな魅力になっている。
「救急車で警察から逃げ切る」だけの物語を、画面を縦横無尽に(しかも爆速で)操るドローン撮影や、爆発によるケレン美だけで見せ切る手腕は大したものである。
恐らく、マイケル・ベイは持ち前の編集スタイルを遺憾なく発揮したいがために、物語を最大限にまで削ぎ落としたかったのだろう。
素晴らしいの一言に尽きる。


マイケル・ベイ得意の悪趣味ジョークも、今回でもとてもキレキレに冴えていた(?)。
車に轢かれ無駄死にする強盗仲間、手術中に破裂する内臓などなど、ベイの正気を疑うレベルで連発される。
自分も笑っていいのか分からず、上映中に食べていたポップ・コーンをこぼす瞬間が幾度となくあった。

映画を観るとき、観た事のない映像を観ることができるだけでもおつりが出ます。

今映画館で公開されている映画の中で最もエクストリームな体験に成ること間違いなしですので超オススメです!!!

是非!!!

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