本当はいつも思い出すこと
その人は、
私が普段あんまり言われないけど言われたらすっごく嬉しい言葉を知ってて、
普段よく言われるけど本当は言われてちょっと傷ついてることを、「そんなことないよね」って言ってくれる人。
嘘つかなくて、有言実行してて、だから時々核心をつくような痛いことも指摘されるんだけど、その分その人に褒められるとすっごく嬉しい。
よくよく考えたら、これは都合よく利用されてるんじゃないかって思うことも、ほんとは見て見ぬ振りしてることもあるんだけど、
でもやっぱりまた会いたくて、また喋りたくて。
自粛期間に自分磨き頑張ってる1番の理由って、
その人に次会った時「可愛くなったね」って言われたいからで、
そんなことほんとに言ってくれるかは分からないけど、私の想像の中で美化された彼は言ってくれる。
この気持ちが恋なのか、尽くした分の見返りを求めてる執着なのか分からないけど、
あの時みたいにまたどこかでふらっと会えるんじゃないかって心の片隅で期待しちゃう。
私がまた連絡しちゃうのが先か、この気持ちが誰かに上書き保存されるのが先か。
でも何年経ってもずーっと、ドアを開けたときの嬉しさと、教えてくれた一言と、カードに書いてあったメッセージは思い出しちゃうんだろうなぁ。
「自分にとって本当に必要な人だったらまた会える」だから、またきっと必要なタイミングで会えるようになってるんだと思う。