週末は都内1日観光ガイドのお仕事でした!!(2024/10/8)
久しぶりに東京は浅草・谷中近辺の1日ガイドを担当しました。今回のお客様は日本初訪問の60歳のご夫妻。ゲストの滞在先は上野のホテル。ちょうど渋谷と反対側。遠いんだよね。しかも今回のリクエストはお客様の要望に沿って日本滞在中の新幹線のチケット購入を手伝いなさいと、エージェンシーからの指示。だいたいの外国人観光客さんは1週間東日本&1週間西日本というパターンが多いですね。その前に担当したフランス人母娘は4週間日本に滞在するんだって!
上野駅でサクッと4種類の新幹線チケットを購入後、地下鉄で浅草へ。雷門で簡単に写真撮影を済ませ、仲見世通りを通って途中のパネルを使って浅草寺の歴史をかいつまんでご説明します。外国人観光客のみなさんはこぞって日本人が神道なのか仏教徒なのかを質問されます。基本的には日本人はセレモニーの内容によって神社へ行くかお寺に行くかを使い分けます、特定の宗教に属しているという日本人はあまりいません、というようなご説明をします。
今回は特に浅草と谷中をご所望でしたので、裏浅草のこちらをご案内。1階2階ともに江戸の匠の技が光る展示物であふれており、外国人観光客の皆さんはその美しさと精巧さに言葉を失います。とても空いているのがもったいないくらいの浅草お薦めスポット。こちらから谷中までは都営バスで一本です。
私の場合、日暮里駅からは谷中霊園経由で谷中銀座へと向かうのが王道のコースです。まず最初にこちらの天王寺さんに立ち寄るケースが多いです。いきなりいいサイズの仏像があるので軽くいいインパクトをお客様に与えることができます。
私の通訳ガイドとしてのホームページで利用しているこの写真も谷中の天王寺さんで撮影したものです。しかもこの週末、天王寺さんでは書のイベントが行われていました。書家である私にとって絶好のアピールポイントです。
会場では外国人の小さなお子さんもたくさんおられました。真っ黒になるっていいね!!私はそんなに書のパフォーマーとして実戦経験を積んでいないので、あんまししゃしゃり出なくてよかった。ちょうど漢字が中国から輸入される前の古代日本で使われていたであろう古代文字のイベントのようでした。
谷中銀座はたくさんの人でごった返すというわけではなく、通常の込み具合。ランチの場所を見つけるのに苦労しましたが、典型的な日本食ということで谷中銀座のお蕎麦屋さんでランチ。店内はかなりの割合で外国人さんがおられましたね。
英語のメニューも充実しているこちらの蕎麦屋さん。ちょっと信州系である私の好みを入れてしまったかな?しかし日本は初めてというこのご夫妻の橋の扱いもとても上手で、お蕎麦をすするのも気にされないというとてもガイドにとって貴重なお客様。ここで書家としての私の実力を発揮し、お二人のお名前を漢字の当て字で翻訳したお名前を目の前でサラサラとご披露して、謝辞としてお渡ししました。ご夫妻とも感動していただきました。こんなときはお客様のお名前に「イ」とか含まれているときは「dignity(威厳の威)」なんておりまぜるとよろしいですな。
谷根千から地下鉄を利用して、湯島天神と神田明神へ。この日は週末日曜日ということもあり、結婚式を挙げているカップルが多かったです。しかも新郎新婦を祝うべくたくさんのご友人が駆けつけている結婚式で華やかさもあったので、神前結婚式を挙げているお姿をご紹介出来てこの日のゲストはとても感動しておられました。若いご立派な新婚さんでしたよ。年明けにはミュンヘンに異動するんですって!
JR御茶ノ水駅の聖橋近辺で鉄オタがカメラを構えて並んでいるシーンについてもしっかりご説明。地下鉄丸ノ内線と総武線と中央本線が3つコインシデンタリーに通過するタイミングを見計らって撮影するんですよ。みなさん。乃木坂46の遠藤さくらちゃんと日村さんもしっかりテレビ番組で撮影していましたね。
コーヒーブレイクの後は秋葉原電気街へ。地下鉄の上野~浅草間とバスの裏浅草~日暮里間以外はすべてこちらのご夫妻は徒歩です。前日カナダはカルガリーから直行便で成田空港に到着してやや時差ぼけと話すこのご夫妻ですが、とても健脚です。週末日曜日ということで秋葉原は歩行者天国。カルガリーとは比較にならない大勢の歩行者がいっぺんに歩いているシーンは、渋谷のスクランブル交差点とはまた違った意味で驚きの光景だったことでしょう。しばらく言葉を失っておられましたよ。
家電量販店で携帯電話用の充電器を購入されて、とても満足なご様子。途中で共通の話題であるスキーのことやバンクーバーのことなどもお話しできて気がつけばお約束の時間。ここからならご宿泊されている上野まで銀座線末広町駅で2ストップ。エージェンシーのご要望であるリリース場所は上野およびアメ横近辺という条件もクリア。最後の別れ際ではご夫妻共にハグをしてくださいました。
ありがとうございました。