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目覚めるまで、もう少し待ってくれ。

大学に入学した1999年、不思議と僕の周りには音楽好きの友人が多かった。

高校時代まで、わりと邦楽しか聞いていなかった僕に洋楽のかっこよさを教えてくれた友人がいた。その友人が教えてくれたのがoasisだった。

日本ではUKロック全盛期といえども邦楽のヒットチャートはGRAYやラルクアンシエル、ミスチル、小室ファミリー、日本においてもJ-POPが確立された時代だったかもしれない。

その中でもUKロックの代表格のoasisを聞いていることは旗から見てもロックファンであったり、硬派であったり、俺はお前らとは違うんだぞという一種の主張みたいなものでもあった。

僕がoasisにハマったのはノエルのメロディーメーカーとしてのセンス、カッコよくて歌に絡み合うようなギターのリフやフレーズ、リアムのストレートに劈くボーカル・・・

すべてが、俺が待っていたのはこういうロックだよ!こんな音楽が聴きたかったんだ!という周波数のチャンネルがピッタリハマってしまったロックバンドだった。もちろん世界的なセールスを見てもそういう波長の人、oasisの音楽を求めてる人が多かったんだと思う。


今日、ある人に自分が休職して今後の仕事人生にも迷いがあることを打ち明けた。

その人から返ってきた言葉は、

『君は勿体ない生き方をしてきたな、仕事なんか自分が生活できるだけのお金を稼ぐ範囲でええんや、それよりも君は自由や、自分がやりたいことを、生涯かけて普通の人ができないことを絶対に探すんや』

モヤモヤがスッキリしたようだ。

やりたいことを見つければいい。

自分にしかできないことを見つければいい。

もう少し待ってろよ、morningglory。

必ず見つけるから。

俺が目覚めるまで、

もう少し待っててくれ。


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