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「仕事と思うな、人生と思え」By 原田隆史
若かりし頃、
ゲーテというメンズ雑誌をよく読んでいました。
当時のキャッチコピーは
「24時間仕事バカは人生を謳歌する」
これが好きで。
今の社会ならたぶんアウトですね。
その記事の中で見つけたのが
原田先生のこちらの名言です↑。
住宅の設計をしていた頃も
本気でそう思って働いていたけれど
今のお仕事の方がずっとそう思えます。
自分の想いを発信しなければいけない、
それは法人の理念を実現するために。
でも中途半端な気持ちで始めてはいけない
という気持ちがありました。
年末のHPリニューアルをきっかけに
トップページからnoteへ飛べるように設定し
HP公開の初日から確実に毎日投稿する、と
退路を断って始めました。
noteを始めてみると
ASDについて多くの記事が連日アップされて
お母さんや当事者さんの大変な想いに
リアルタイムに触れる機会が圧倒的に増えました。
書籍よりもずっとヒリヒリした感じです。
そして自分の広げた大風呂敷と
現実とのギャップに
改めて打ちのめされるようになりました。
そもそも当事者さんは
共生したいのか?も含めて。
うちの放デイも全く対応できずに
離れて行かれた方が何人かいらっしゃいます。
専門的支援を学び
あらゆる手を尽くしても
かなり激しい癇癪を起こさせてしまう。
私達メンバーは、
癇癪等は彼らの問題ではなく、こちらの課題
という認識です。
相談支援専門員さんは
「合う合わないありますからね」と言う。
その界隈で有名な先生に相談して
「そこに居たくないんですよ」と
あっさり言われた時は
膝から崩れ落ちそうになりました。
共生社会の実現なんて
目の前の児童さんも全員卒業するまで
支援を全うできないのに
なんをかいわんや、と。
そうやってくじけそうになっている時
「のいちごさんなら、
何とかしてくれるって聞いたので」と
相談を頂けると
本当に嬉しいです。
併せて、私にこの仕事を「やめてしまえ!」と言って
契約解除された保護者さんへは
後ろめたさも感じます。
だって、何とか出来なかったから。
そんな想いがグルグル、グルグル
でもそんな想いはお構いなしに
こども達は「ただいまぁ」と帰ってくる。
ただいまぁと言えない子も
元気な高い声で
「あーーーい!」と言って帰ってくる。
だからいつだって
「仕事と思うな、人生と思え」
前進するしか、ない。
今日も最後まで読んで下さって
ありがとうございました。