「かくれ繊細さん」①
2021年頃この本に出合いました。
その生きずらさ、「かくれ繊細さん」かもしれません
この本はしっかりと書いていきたいので、3記事分程度にまとめていこうと思います。
まず、第一章
なぜ周りから理解されないのだろう。
この気持ちに気づいたときは幼稚園の時。
なぜか私は自閉症の子に好かれて、いつも障害のある子が私の後ろを2~3人ついてきました。
これが人生の違和感の始まりです。
周りが見えすぎているというか、いじめっ子にも面と向かって対立して行って、みんなの輪に入れない子を見つけては絡みに行っていました。
よく言えばおせっかいで、頑固。全員が平等じゃないと許せない正義感があったんだと思います。
そしてもう一つ、先生からは人一倍怒られる(怒られているように感じる)という感覚がありました。
幼稚園でもあったんです、一軍女子。かわいくて自分の意見をしっかりと言えてキラキラしている子。
その子たちは先生と仲良く、怒られてもじゃれあっているようでした。
しかし、私は教室から外に出され、その理由もよくわからず、突っ立っていた記憶があります。
幼稚園から始まるのか、と思われたかもしれません。
私にとって、その違和感が解決したのはこの本に出合う約18年ぐらいの間一人でずっと考えて悩んでいたことでもありました。
はみ出した感受性
HSS型HSP、という言葉が出てきます。
それは二つの特性を生まれながらに併せ持っています。
一つ目は常に外部の情報を取り込んで、その情報を脳内で突き合わせて検討、選択する機能を持ち合わせており、感受性豊かで繊細で傷つきやすく、他人と自然に共感してしまう特性を持つHSP型の特性。
まだ研究段階であるらしいですが、
二つ目は外交的で新しい情報や刺激を求めてしまう特性です。
かくれ繊細さんは、この相反する二つの特性を同時に一つの体に持っているらしいのです。
これです、厄介なんですホント。
すべての感情が深くて濃いのです。
良いことも悪いことも人の受け取る倍の感覚で受け取ります。
幼稚園で障害者の子に好かれる話をしましたが、この時も複雑に考えていました。
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私には、はずきちゃんという仲のいい友達がいました。
が、私は先生に言われた、「このお友達(障害のある子)とも仲がいいんだね~いもちゃんはいろんな子と仲良くなれる!すごい!」みたいな誉め言葉が妙にささり、はずきちゃんとなかなか遊べませんでした。
どうやって、はずきちゃんと二人で遊んだらいいんだろう、でもこの子たちとも遊ばないと…と、そして嬉しそうな障害を持った子をほおっておけない。
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この文章だけで一つの事です。すべての選択に、感情や共感、周りに振り回されそれをより複雑に考えこみます。
そして、やっかいなのが、外に刺激を取りに行きたいという欲求と、自分の望むように人から思われ、その周りの期待に応えたいという、大変極端な人なんです。
これは、前の記事でも書いた家の事情そのものです。
両親、親戚、友達にいい家庭だと思われたい。
だから虐待的な扱いを受けてもこの思考があったため助けを求めるどころか、考え行動し、自分を犠牲にしてまでも完璧な子供を演じたのだと思います。
それはとても複雑な心境だったと思います。
今思えば子供の頃、毎回習い事に行きたくないと思っていました。(多分みんなそう)
ですが、そういった小さなわがままも言えない自分に塾に送ってもらう車の後部座席で静かに泣いた記憶が忘れられません。
そういえば家族の前で泣いたことがないです、、
お葬式以外。。弟にもびっくりされました。姉、泣くんだ、、と。
はみ出した感受性は理解されない
相手の事を100理解できる人なんて居ませんが、繊細さんは200を理解しようとしてそれを相手に合わせて話そうとするんです。
なので相手をわかりすぎる、そして気を使いすぎる。
悪循環で効率の悪さたるや。
自分で気づいた事。それを上司や、みんなの場、相手に直接言うことはありません。自分の感じ方がおかしくないのか、の確認を絶対に取ります。
なので発言した人に手柄を取られることばかりです。仕事では笑
SNSのリプの欄、今は荒れていてあまり参考になりませんが、前はよく問題だったり、政治、などの事についてのいろんな人の意見を見て平均値や自分なりの正しさを探していました。
正しさ
ついこの間の事を話したいと思いますが、また重い話になりますので、ここで読むのをやめてもいいと思います。
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類は友を呼ぶ、と言います。本当にその通りで私の回りはみんな精神的障害を持っています。
その友達の中の2人が8月、9月と、立て続きに自殺行為をしてしまいました。( 生きてます )
私はその話を聞いてその場では、バカ笑!!!!何してんだよ!!!と冗談めかしくいつも通りに接して、絶対に相談しろ、有休をとってでも会いに行くと。
そして私がおかしくなり始めたのが二人目の話を聞いた週です。
言った内容はさほど変わりませんが、確実に私が壊れました。どこに行っても涙が止まりません。私もふいにそうなってしまうのではないか。と
もし本当に、などと幅広く考えが頭を駆け巡りました。
※この幅広くがお前そこまではおかしいだろと思われるようなことばかりの所です。たくさんありすぎて書きませんが。
自分が思い出して泣いちゃうし….
( もうここらへんで感受性が極端にはみ出しています。)
そこから毎週通院になり、薬も増え、どんどんおかしくなります。
決め手はこれです。友達の予期せぬ妊娠。
会社でボロボロと泣きました。おめでとうとも言えず二人でLINEでどうしようどうしようと仕事そっちのけで焦りました。
二人とも結婚、子供に興味のない二人で人生観に似ているところがあったため、彼女の気持ちが自分の事のように入ってきてしまったのです。
この件も私の考えがおかしいのか3~4人にコソコソと相談し、彼女に私なりの意見を言いました。
そこからまた薬が増え、また休職の話がでて、入院の話にまで至りました笑
先週体重が2kg減っていることに気づき、あれ何でだと。自分には何の問題もないのになんでこんなに不安に襲われ鬱の時のようになっているんだと気づきました。ホントにここ最近です、気づけて良かった。
決め手は彼氏に「また本を大量に読むようになったね」と言われた事です。
自分は鬱っぽくなると本を読んで解決しようとするんです。
なので、これは他人に引っ張られている、自分は自分で友達は友達の人生があると本を読んで開き直ったのです。
そう考えられるようになって、妊娠の件も自分なりに世界観が変わり、おめでとうと、言うことができました。
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もう今日はめちゃくちゃ眠いので1000文字目標だったのですが結局3000文字近く書いてしまいました…まだ第一章なのに。
明日もこの本の続きを書いていきます。昨日に続き重い話ばかりですが、はけ口として書かせてください。
いも
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