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ギター㉙ 初めてのチューニング


 ギターを買って初めてのチューニングは、できるだけチューナーを使わないほうがいいです。
 チューナーの針やLEDを見てチューニングすることで、ギターの弦の音の高さを耳ではなく目に関連づいてしまうからです。
 普通にチューニングしているうちはいいですけど、チューナーの針の範囲(±半音)の範囲から外れてしまったときにペグをどっちに回したらいいのかがわからない、という初心者をよく見ます。
 チューナーがちゃんと動く、大雑把なチューニングは耳だけで出来るようになっておくべきです。
 
 方法は、例えばこんな感じ。
 ピアノなどからD音をもらって4弦開放を合わせる。
 4弦開放に2弦3フレットを合わせる。
 4弦開放、2弦3フレットに、和音がきれいに鳴るように3弦開放と3弦2フレットを合わせる。
 あとはオクターブで1弦、5弦、6弦を合わせる。
 
 このチューニング法を通じて、
  オクターブが合う感覚
  完全4度、完全5度の和音が合う感覚
を学びます。
 一度合ったチューニングの状態から、例えば1弦をダルンダルンまで緩めて、もとの音まで1弦の音だけを頼りにペグを回してチューニングする、なども役に立ちます。
 これが出来るようになっておかないと、弦の交換が一人で出来ませんし、弦が切れて交換したとき、どこまでペグを回していいのか不安になります。 (1弦を始めて巻くときなど怖いものです。)
 
 チューニングが合っていることが分かるように鳴るのも大事ですが、チューニングが狂っていることが分かるようになるのも重要です。
 それがわからないと、ステージ上の曲間でチューナーばかり見てないといけなくなります。

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