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おおいに笑い合える日々

夫から最近よく言われるようになった言葉がある。

「もう勘弁して!」

どういう時に言われるかと言えば、呼吸が出来なくなるほど笑いがおさまらなくなったときだ。

そう、私たちは実につられ笑いする。

彼曰く「違う、笑ってるのはちひろだけ。俺なんもしてないもん。笑わせてくるのはそっちだもん」とのことだけど、これまたニヤニヤひーひー笑って言ってくる。

昨日なんて顔パックしながらあることに慌てふためいていたら、それを見て突然顔を覆いだして笑っていた。それも呼吸もできないくらいに。(あれは息止まってた)
私を見て一体どこらへんがそんなに激ウケしたかは分からない。けど呼吸を取り戻しながらようやく言葉にしたのが「もう勘弁して!」だった。


私はゲラな方だと思う。ついでに夫もゲラだと思っている。(本人は否定しているが)
過呼吸レベルで笑いのツボに入ることが1週間に1回はある。
自分もサービス精神旺盛なので相手を楽しくさせたくてわざとふざける事もあるけれど、そうでなくてふいに私がとった行動がたまにトンチキらしく、振り向くと死にそうなくらいに笑っている夫がいる。

本人曰く「こんなはずじゃなかった」「本来の俺はいつも冷静だもん。普段あんまり喋んないし、大笑いとか今までそんなないし」なのだけれど、どう考えてもよく喋るし笑うしツッコミが秀逸。むしろ笑いの間合いのプロだと思う。

息が出来なくなるくらいに笑ってくれる夫が好きだ。笑うと目じりがクシャっと優しくなるとことか、一緒にいて笑顔になってくれると本当に嬉しい。
また、私が楽しそうにしていると夫も嬉しそうに見てくれるところが嬉しい。



今気になっている本があり、その中に「してもらう幸せより、する幸せ」という言葉がある。
私は「してもらう」よりも「してあげたくなる」タイプなのだけれど、ちょうどいい事に夫もそのタイプなので、関係性に安定感・安心感がある。
相手を不安にさせないって本当に大事な事なんだなと痛感する。

それもあって、笑い合えるように、心地いいように、良い意味でお互い気を配っていると思う。
相手には楽しく幸せでいて欲しい。いたずらに試したり、不安な思いをさせたくない。
そのために幸せにしてあげたい。
今までの分も含めて、残りの人生を一緒に歩むからこそできるだけ笑わせてあげたい。

とりあえずこれからも夫に良いバラエティを提供できるよう精進して参りたい。