何故、私の隣に座るの?
都市圏の通勤電車は、長椅子席が殆ど。席に座る時、先ず両端の席、その次はその真ん中という具合にお互いそれとなく間を空けて座るのが日本での暗黙の了解だと思っていた。
ところが最近、その了解が通用しないトナラーと呼ばれる方々がおられることを知った。
トナラーとは、周囲ががら空きなのにあえて隣に来る人のことを指すらしいが、電車以外もカフェや駐車場等にも出没する。実はこの人々、心理学的には意外な特性があるらしい。
人は周囲がガラガラな場合、自分の席の周囲を自分のテリトリーと認識する為、そこが侵されると不快に感じるらしい。大概の人はそれを知っているから他人のテリトリーは侵さない。
ところが、世の中には一定割合その認識に無頓着な人がいる。この人達はなぜそこに座ると他人が不快になるのか理解できないとのこと。
もちろん不埒なことを考えるトナラーもいるだろうが、悪気のない方もいるわけだ。単純じゃないね。
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