地獄表って何?
日経コラムで知ったのだが、1日数本しかないバス路線の時刻表をいうらしい。一度乗ってしまうとその日に戻って来れないのでそう名付けられたという。
地方へ行くと、こういうバスの時刻表にお目にかかることがあるが、地元の方はどこへ行くにも車で行くのでバスの時間なんてほとんど気にしていない。バス便は時々来る訪問客か旅人向けに申し訳程度にある。その便さえ、都市部のバスのように座れないバスなんてない。ほぼガラガラだ。
ところが最近は都市部のバスも減便される場合が増えた。地獄表は地方だけの問題ではないかもしれない。原因は例の物流24年問題による運転手の不足だが。
都市近郊は鉄道網が発達しているが、駅間や線路間に意外な歩行困難地域がある。しかしここでは駐車場不足と料金の高さで車通勤は不可能。バスに頼らねばならない方は多い。もちろん高齢者のためにもバスは必須。
だがバス会社の経営問題と運転手不足は待ってくれない。将来的には自治体主体で維持していかねばならなくなる可能性は高い。そこにはAI技術の活用や自動運転等の要素も考えないといけない。各自治体とも将来像を思い描いていることとは思うのだが、どうだろう。