火葬のあとに残る灰のこと
日経記事から。火葬後遺骨を骨壷に納めた後に残る「残骨灰」の扱いについて自治体によって扱いが違うことが報じられていた。
火葬後の残骨灰には故人の歯に含まれていた金や人工骨のチタン等の希少金属が残る。一部の自治体は火葬事業の収益源としているという。希少金属の相場が上昇しているのを考えれば、想像出来ることではある。
2023年度で多い市では京都が3億円、横浜2.3億円、名古屋の2.2億円が続く。だが法律では残骨灰の所有権に関する規定はなく、曖昧なままだという。
広く意見を募ったら賛否両論があるとは思う。個人的には亡くなった方も自分の体の一部が公共のために役立つなら許してくれるのではと思うのだが、遺族も色々な考え方の方がいるので簡単ではないかもしれない。
制度として火葬の前に遺族の了解を得ておけばとも思うが、細かく言うと遺産相続の問題も絡むので難しい。行政の丁寧な対応が望ましいとは思うが。