![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/156694905/rectangle_large_type_2_f1cb55266e168103fabf82fef0b83dad.jpg?width=1200)
Photo by
masuno_shota
晩婚化など存在しない!
ネット記事から。コラムニストの荒川和久氏が書いていた記事が興味深かったので引用してみました。
これによると1980年代までは生涯未婚率は5%未満だった(ほんの40年前の話!)のが、2020年には男28%、女18%まで上昇している。
初婚年齢について1990年と2007年を比較すると、初婚は男女とも5〜10年後ろ倒しになったとのこと。かつこの17年で初婚数は約6%減少。人口減もあるので緩やかな減少と言えるかもしれない。
ところが、2007年と2023年を比較すると初婚年齢はさほど変わっていないが、初婚数はなんと33%も減少しているとのこと。
荒川氏が言っている通り、既に晩婚化は止まっている訳で、結婚数自体が減っている。つまり日本の社会全体が非婚化へと舵が切ってしまっているとも言える。
結婚しないで子供を産む例が極めて少ない日本社会で、非婚化は少子化の大きな要因であることは間違いない。
だからと言って結婚することは個人の自由。もはや少子化は避けることが出来ないだろう。もし日本という社会を維持したいのなら社会全体として婚姻を支援し、子育て支援の方向に向かわないと少子化なんて避けられないだろう。産休育休の穴埋めは各企業任せではなく、社会全体として人材ストックを作り穴埋めをする。産休育休を取ったから成績を下げるのは論外、少なくとも産休育休中は同期の平均ぐらいの成績をつけるよう企業に促し助成するぐらいして、子供を持つ方の支援をしていかないと更に少子化は進む。
だが果たして社会全体で子供が増えることを望んでいるのだろうか?子育て世代支援にお金を使うことに賛成の方ばかりではない。そうは言っても他国からの移民受け入れにも抵抗感が強い。今後、人口減社会を受け入れて行くしかないのかもしれない。