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ネットの書込みはトイレの落書きの代わり
こういうことを書くと反応する方もいるかもしれないが、今さらながらネットの書込みは昔のトイレの落書きだと思う。
昔公衆トイレの壁には個室に入っている短い時間(人によっては長いが)に思いついたことを書き連ねたものが多く見られた。男性トイレの様子しか分からないが、世の中への不平不満を長々と書き連ねたものや短編小説的なもの結構上手な似顔絵なんかもあった。だが大半は性器の図柄とか誰々のxxに関してとか他わいもないものが多かったと思う。中には特定の個人への批判とかxx高校のxxは直ぐやらせてくれるとか電話番号入りの特定個人への中傷もあった。公衆トイレ(特に駅)の落書きは書いてからしばらくは消されなかったので嫌でも目についた。
ところがいつの頃からか公衆トイレは綺麗になった。落書きが無くなったし、落書きがされても直ぐ消されるようになった。今どき落書きでいっぱいのトイレなんかない。トイレ掃除の方が丁寧になったのかな?それとも変な落書きがあると指摘してくれる親切な大人が増えたからかな。それよりスマホの普及で、わざわざトイレに落書きを残さなくても個室内で時間が過ごせるようになりそこでネットに書込みをすれば暇つぶしになるのに気づいてしまったからかもしれない。(個人的には公衆トイレに長居はしないのでスマホの画面は開けませんが。)
でもご承知の通り、ネットの書込みは消してもコピーされていればどんどん増殖される危険がある。あちらこちらに広がればもう消せなくなる。だが今や多くの方がところ構わずスマホと名乗る個室にこもることになり、好きな落書きが出来るようになり、思いついた毒をネット空間に吐き出す。もしかしたら書き込んだ瞬間もう忘れている落書きもあるかもしれない。それらは場合によっては予期せぬ場所に影響を与えているのだが、書いた本人は無自覚の場合も多いので怖い。その影響は壁に書かれた落書きを超えている場合もある。
あんたもこんなところへ便所の落書きを書き連ねているじゃないかって?そう言われると言葉を返せないのだが。とりあえず影響度が低いのでご勘弁を。