日本の国宝・重文が流出?
美術品が国宝・重要文化財に指定されると、大規模修理等に補助金が出たり、固定資産税が非課税になる等優遇措置がある。一方重大な修理や処分をするのには文化庁の許可が必要になる。
ところが個人や企業で保存される国宝・重文の中には所有者の高齢や経営難により管理・保有が難しくなり、国に買い上げを求めるものもある。但し買上げ予算はピーク時の34億円(00年)から10億円(24年)まで減っており海外へ流出してしまうものもあるらしい。
国が買上げたとしても保存場所の確保・保存予算・保存人材の確保等もありなかなか厳しい。これから時代を経れば重文としての価値があるものは次々と増えていく。でも予算は増やせない。悩ましいところかもしれない。
海外では原則として流出そのものを禁止している国もあるようだが、日本はそこまで厳しくはないとのこと。日本の宝が世界のどこかで大事にして貰えればいい。そういう気持ちになれるかな?