父親の産後うつは9人に1人!
日経記事から。国立成育医療研究センターが生後1歳未満の子供がいる2人親3500世帯を調査したところ、夫婦の精神的不調のリスクがあると判定されたのは父親母親ともにほぼ11%で、要するに9人に1人は産後うつになるという。
男性の育休取得率は3割に達し、今や街中で男性が赤ちゃんを抱いている姿に違和感がなくなってきた。それとともに産後うつも男女同権(?)になってきたのか?
今でも多くの方は産後うつと言えば女性の姿しか思い浮かべないかもしれない。また、仕事に関してもやはりいまだに男性優位の企業は多いため、育休明けの男性が仕事との両立に悩んでも、「男に産後うつなどない」という声に黙殺されてしまう。
話は違うが、先日ニュースで離婚した男性が子供を引き取り、5歳まで1人で育てたが、育児に悩み無理心中を図ったというニュースがあった。
このニュースは男性1人の子育てで悩んだケースだが、男女ペアで育てていても男性の育児に関する悩みはあると思う。男女ともに育児の悩みで精神が弱ることがあるのを社会全体で認識する必要があるかもしれない。
その意味で日経がここでとりあげたのには意味があると思う。育休取得率の高い一部の企業は取り組みを始めているらしいが、こども家庭庁は動いているのかな?