LinkedInでの自己紹介として、このフレーズを使っています。 すると同業、競合、学生などいろんな属性の方が興味を持ってくださって、ご連絡をいただくことがあります。 一番多いのは転職エージェントの方ですけど笑 多くの人々が 「高卒」という学歴と、「Microsoft本部長」という外資系キャリアとが結びつかず、え、なんで? どうやって? という疑問に溢れておられるようですが、ごく自然な反応だと思っています。 私は現在、時価総額世界一のMicrosoftで管理職として、
本記事は、高校卒で元バンドマンという異色のキャリアを持ちながら、現在は世界的な大企業である日本マイクロソフト株式会社で本部長を務める河田氏の“異色のキャリア”と人生観を、全5章に分けて紐解いていく。 前章では、彼のミッションが同社の提供するクラウドサービス「Microsoft Azure」の導入提案と活用促進であることについて触れたが、クラウドサービスとは、インターネットを通じてコンピューティングリソース(サーバー、ストレージ、アプリケーション、サービスなど)を提供する
1-4. 異色の経歴のスタート河田氏に「人生の中で最も転機となった出来事は何か?」と尋ねたところ、「高校時代に始めた音楽活動」かもしれないと答えた。 一見するとテクノロジー業界でのキャリア形成に必要な"スキル獲得"や"人脈作り"とは無縁に思える。しかし彼はこの活動こそ、マイクロソフトの本部長として第一線で活躍する現在のキャリアをスタートさせるきっかけを与えてくれたものかもしれないと語った。 言わばバンド活動は、彼が築き上げてきた「異色のキャリアの原点」なのである。 彼が
本記事を公開する背景はこちらの記事をご参照いただければ幸いです。 1-1. はじめに 本記事では、日本マイクロソフト株式会社で本部長を務める河田恭利氏を紹介する。 マイクロソフトが2024年の1月、時価総額が3兆ドルを突破し2021年11月以来の世界一に返り咲いたのは記憶に新しい。 また、日本国内や本国アメリカ合衆国はもちろん、インターネットが広く普及している国や地域であれば、「マイクロソフト」という名前を聞いたことがない人はごく少数派だろう。たとえ単語にピンとこなくても