夜の写真撮影で気づいたこと
先日、急に夜に散歩を思い立ち、合計で3時間(15km)程度歩きました。
歩きながら、気になった場所をスマホのカメラで撮影しました。
夜の撮影で面白いのは、昼間の撮影とは異なり、高感度カメラのお陰で人間の目では見えないような景色、例えば夜の雲の様子などが映し出されて幻想的な雰囲気の写真ができることです。
撮影していて気が付いたのは、これは人間の認知と同じではないか?ということ。同じモノを見ていても、人によって見え方が異なったり、同じ出来事が起きても、人によってその物事に対する感度が異なるので、違った受け止め方をします。
また同じ人間であっても、その人の成長過程や置かれた環境によっても物事への感度が異なります。
例えば、自分の子供が小さい時には、やたらと同年代の子供のことが目に入り、月齢や年齢を推測したり、使っているベビーカーに関心があったり、近所に同年齢の子供が意外に多いなどと思ったことがありました。
子供が成長すると、そういったことには関心がなくなり、自分の通勤中に子供が通っている学校と同じ制服を着ている生徒に目が行ったりして、「こんな遠方から通学する生徒もいるんだ」などと思ったりします。
コーチングにおいてはクライアントの関心に関心を向けることが大事と言います。
それは傾聴によってクライアントの感度がどこに向いているのか観察し、クライアントの感度と自分の感度が合うように調整することで相手と深い信頼関係を構築していく第一歩だと思います。
コーチは更に一歩引いた立場で相手の感度の向け先を広げるサポート、すなわちリソースを一緒に探し出していくサポートをすることがクライアントに気づきを得て貰うことに繋がります。
最近、一つのことに執着しすぎていると思っている方は是非、スマホを片手に散歩をして、身近な場所の写真を撮影するだけでも自身の視野が広がるかもしれません。