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旅立ちへの、旅立ち。②~2021夏の能登半島一周自転車ひとり旅2日目~

2021年6月16日 2日目

2日目は羽咋から可能な限り海岸線を辿って輪島~狼煙(能登最北端)へと移動するルート。

Mapに拠れば道はあるけど本当に自転車で行かれるのか未知数で、行ってからのお楽しみ状態。

なにしろこの3泊4日旅をたった1日で計画し、しかも当初2泊3日で組んでいたところを、往きの電車内で急遽1泊増やしたという突貫工事のルート決めなので詳細までは定めていません(笑)


ちなみに千里浜は眼中に入れておらず。というのも我が千葉県には九十九里浜があるので、類似のものを見ても仕方ないかと思ったもので(笑)


最初の立ち寄り処は氣多大社。(〒925-0003 石川県羽咋市寺家町ク1−1)


じつは何の予備知識もなくここに立ち寄ったのですが、あまりに気高い佇まいに気が引き締まりました。時間も7時前だったため、誰一人おらず。

なんとも気品のある花手水。


北上するにつれ海岸線がアップダウンを増してきました。

なんだか地形と風景が伊豆に似てると思いましたが家屋は違いますね。

今回は海岸線の旅。と言っても房総のなだらかなそれをイメージして行くとダメージ喰らいます。



ここは巌門という名所らしいです。ホントなんにも調べて来なかった(笑) 

(〒925-0445 石川県羽咋郡志賀町富来牛下6)


このほかの能登西海岸線の断崖絶壁も、迫力あって美しく感じました。
やっぱり伊豆みたい。ディレイラー直してもらってよかった!


世界一長いベンチというらしい。(〒925-0447 石川県羽咋郡志賀町富来領家町15)


うっかり迷い込んだ入り江がまた美しかった。このあと奥の激坂を登らなければならないのだが…


ヤセの断崖。サスペンスのロケ地なのだとか。(〒925-0577 石川県羽咋郡志賀町笹波)

そういえば北陸には東尋坊もあるし、サスペンス映えする場所が多いんだなぁ。


そしていよいよ広~い輪島市に突入。

時間の都合で寄るか迷いましたが、やっぱり神社仏閣フリークとしてはスルーするに忍び難く。

曹洞宗の大本山、總持寺祖院。2021年がちょうど開創700年だそう。(〒927-2156 石川県輪島市門前町門前 コ1-18)

明治に大火に遭い消失、再建されたとのこと。


重厚な総ケヤキ造りの山門。

本当は門前町がとても雰囲気がよく、写真を撮りたかったのだけど人が多く撮影しづらかったです。


總持寺祖院を出てR249浦上から県道38に入ると、次第に山道になります。

…まさか海岸線の旅で山越えをするとは。

輪島市は海沿いに道がないエリアがあって内陸に入らざるを得ないのです。知らないってホント幸せなことですね…

滝に出逢えるなんて思わなかった。

山を越え、海に出るとそこは上大沢間垣の里。(〒928-0055 石川県輪島市上大沢町4−60)

おなじ海でも関東の太平洋岸とは違い、自然の厳しさを窺い知ります。


ようやく輪島の市街地に到着。ここで13時すぎでした。

漁師町によくありがちな路地に迷い込み、漁港に出ました。わざわざ路地を往くのがまた、いいんです。

輪島の町でも後のヘビーな行程を考えて、ゆっくり海の幸を頂くことはせずコンビニ食で済ませてしまいました。


町を抜けてからも断崖絶壁の連続。

棚田があるはずだけど地形的にあり得ないなと思っていたところ、忽然と姿を現した白米千枚田。(〒928-0256 石川県輪島市白米町99−5)

通り過ぎながら思ったのですが、上からだけでなく中段あたりからのショットもあった方がよかった(笑)


鶴の恩返しホーム? 何だろう…


時国家。(〒928-0204 石川県輪島市町野町13−4)

やがて奥能登の塩田、製塩所が続くエリアに入ります。


道の駅すず塩田村。(〒927-1324 石川県珠洲市清水町1−58−1)

あとから思えば、ここで塩むすびくらい頂いておくべきでした。

というのもこの先コメ🍙がまったく入手できなかったので。リサーチして知ってはいましたが、輪島を出たらコンビニは皆無でした。


塩カフェという看板が。平日だったのでやっていたかどうか。


ちょっとおしゃれなバス待合所を発見。ブルベライダーが喜びそう(笑) 
アレクサンダー・コンスタンチーノフ「珠洲海道五十三次」のひとつ (〒927-1302 石川県珠洲市笹波町)

結構広い。

ポスター渋すぎ(笑) 奥はベンチだとするとちょっと低いかな。


そうそう、今夜の宿も素泊まりだから、夕朝食をどこかで調達しなくては。

宿周辺に店が無いことだけは解っていたので、宿泊地10km手前の漁村で井上商店さんというお店に立ち寄ります。(〒927-1301 石川県珠洲市高屋町23−14)

能登最北端の店と書いてあります。
食事になりそうな総菜パンと飲み物を入手、バックパックに詰めて再スタート。

…そしてなぜか負荷を増したのちに現れた悪魔の看板ww

見た感じ自転車乗りに向けて書かれた感じだけれど、そんなにライダー来るのかな?


あてにはしていなかったけど、頂上の食堂もクローズでした。

そして今日一日苦しめられたこの地形。


関東近隣で言ったら、伊豆!伊豆!どう見たって伊豆!!

…いや、房総が平坦すぎるだけ。東北太平洋岸も紀伊半島もこんな感じじゃなかったっけ。


こうして椿の峠?を越え、どうにか日没前に能登最北端・狼煙に到着。

17時を廻っているのでさすがに開いている店はありません。10km食糧を背負ってきたのは正解。

誰もいない道の駅狼煙


せっかく最果ての地に来たのだから、宿に行く前に禄剛崎灯台に立ち寄ります。

なんだか韓国のラジオとか聴こえてきそう(笑)


そして日没と同時にチェックイン。

狼煙の宿ではとっても丁重にお出迎え。食事の心配をして下さいました。

ここは漁師町で朝は早く夕方も早くひけるから、お店やってないでしょう、って。

お風呂でひとり旅の女性と出逢い、話し込みます。

それから翌日のルート確認をして、就寝。


(2日目 162.2km)


編集中記

あれから半年以上過ぎてからhatenaブログに執筆したので、もっと記憶が曖昧になっていると思いました。案外、覚えているものですね。

3日目は東の海岸線で能登半島を南下します。To be continued.. 


※この記事はhatenaブログに書いたものを編集しています。

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charinkorie(鎌田理恵子)不動産・葬儀終活ライター
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