介護士がWebライターになって感じたこと「やればできる?」
Webライターデビューして、早10か月。
必ずしも始めた時の思惑通りには行っていないけれど、振り返るとちゃんと進歩しているので、チャレンジしてよかったと感じています。
「やらずに後悔」をしなくてよかった。ライター業をやりたい気持ちは介護職をしている間にも頭を掠めたのですが、副業する時間もないし非現実的だと打ち消してしまいました。
もちろんライター業(+物流業の複業)に就いたことで諸問題が解決、一件落着した訳ではありません。とりあえず現在の心境を書いておきます。
Webライターデビューした時に思ったこと
「これで晴れて頭脳労働の仲間入り。私だって元々4大卒…今から下剋上してやるぜ!!」
「ライター業で成功して、就活応募を年齢・経歴でハネた企業ぜーーんぶ見返してやる!」
と息巻いていたものの、、現実は…。
高単価案件に応募する資格があるのは、結局エリート系の本業や前職を持つ人ばかり?
自分が知見のある介護・終活案件は、あっても単価が低め。
同じ現場職でも建築系は高い…なんか理不尽だよね?人は必ず歳を取るんだから、介護は社会に必要不可欠な領域なのにどうして安く見積もられるの?
というのが、ライターを始めて数ヵ月の時に感じた正直な気持ちでした。長く経済の本流(奔流)から遠ざかっていたため、お金が何処からどこへ流れてゆくのか、わからなくなっていたのです。
資格か経歴がないと高単価案件が取れない?
ただ、諦めずに応募していると、タイミング次第ではビジネス・金融・不動産などの案件が取れることも解ってきました。
幸い、未経験ジャンルをリサーチすることは全く苦ではなく、むしろ楽しい。そのため知らないジャンルにチャレンジする抵抗はないのです。
そもそも業績を挙げているWebライターの諸先輩方が、皆が皆ホワイトカラーではない。だから元介護士でも一度掴んだビジネス案件で実績を重ねれば、将来「下剋上」も夢ではないかもしれません。
私自身、実際に最近ビジネス系B to B案件を続けて獲得できています。25年前に営業職経験があるとはいえ、その後はずっと介護士なのでビジネス領域は横井正一(;^_^A でもリサーチにロマンを感じるから、ビジネスジャンルは楽しくて仕方がありません。
ちなみに物流 B to B記事の執筆は、もう一つの仕事・物流業の知識になればと取り組みました。ただ、事業者向けのため日々のオペレーションには全く関係なかったという(笑)
いずれにせよ、ライターとしての執筆に過去の職歴が必須ではないと解りました。むしろ、様々なジャンルや企業に首を突っ込める分、上手く回ればオイシイ立ち位置かもしれません。
…少なくとも、就活では絶対に就けない職種を扱うことが可能です。
ジャンル未経験からの案件の取り方といったノウハウは、もう少し確証を持ててからシェアしたいと思います。暫しお待ちください。
ただ一つ、転職応募の「職務経歴書の書き方」と「キャリアの棚卸し」、就活者向けの記事は、自分の強みをどう洗い出すかといった辺りが参考になるかもしれません。
これまでのキャリアの積み方について
ここから、ちょっとキャリア形成・キャリアデザインの話になります。
ライターの執筆ジャンルが選べないと思ったことで、これまでのキャリア形成を深く悔やみました。以前、介護の仕事がイヤになった、と書いています。
あの後さらに掘り下げてみたのですが、介護がイヤになったというより、自分がイヤになっていた。キャリアとして何も積み上げない働き方をしてきた自分に嫌気が差したと気が付いたのです。
実は退職当初、介護職の23年を「負のキャリア」と捉えてしまっていました。「介護職を長く続けたから潰しのきかない人材になってしまった」と。本当は自分の働き方が間違っていたにも拘わらず、経済動向に左右されない環境のせいで他で通用しなくなったと思ってしまったのです。
どんな業界や職種に就いていたのかではなく、仕事にどう向き合ってきたのかの方がよっぽど重要。
もう一つ白状すると、介護士時代はキャリアアップの意味を「より待遇・休暇条件のよい職場へ移ること」とだけ捉え、新たな知識や技能を身に付けることなく転職を繰り返していました。
実は、同じ介護職でも自身のキャリアを建設的に見据えて、取り組んでいる方はたくさんいます。(辞めた後からそのことに気が付きました)
自分語りで恐縮ですが、noteで1年にわたりいろいろ書き続けているうちに整理されてきたので、このまま書かせていただいています。
キャリアは結局積み上げと克服しかない
では、私自身がこれから介護の世界に戻って、建設的にキャリアを積むことができるか?
実はけっこう長い間、傷めた関節(複数箇所)やバネ指を庇いながら仕事をしていました。このまま就業しても相手に気を遣わせてしまいますし、かといって治療してまで介護職に就きたいかと言われれば、そうまでしたいとは思えないのです。
今後の仕事として介護を継続するより、ライター業を軌道に乗せる方が長続きできると判断。実はこの歳であまり蓄財できていないこともあり(笑) 「生涯続けられる仕事は何か?」という観点から仕事を選ぶ必要もありました。
現状、ライターとしての歩みが他の方たちよりずっと遅いことは解っています(少なくともTwitterで実績公表されている自称”駆け出し”さんを見た限り)。収益も他の同じ月齢のライターさんより低いでしょうし、執筆本数も速度も追いついていないように思います。
こちとらスタートして半年以上、随筆タッチでSEO・マーケ度外視の執筆をしていて(笑) ようやく、ライター業をコンテンツマーケティングの一環として捉えられるようになり、それっぽく執筆できるようになったところ。
ただし、歩みが遅い=向いていない=他の仕事を探した方がいい
とは考えていなくて。一度「生涯の仕事」と決めたのだから、私らしく「欠点を克服」しながら進むしかないのかな、と観念しています(笑)
たとえば、対人恐怖症でも営業マンにはなれる、とか。
IT音痴でもPC資格を取得できる、とか。
目下克服しようと立ち向かっている欠点は「論理的思考の欠如・論理の飛躍」。添削依頼しているコーチからも「ここの飛躍よくわからない」と言われることがあって💦
…でもこの頃、日記まで箇条書きで書くことがあるから、だいぶ「らしく」なってきたかな(笑)
さらに、もう一歩俯瞰したものの見方や、キーワードの読み解き方も必要です。
世の中「得意を仕事に」が潮流のようですが、多少の不得意をクリアする方が、得意をもっと伸ばせるのではないか?と思ってしまいます。
例えば、自転車で舗装道を速く走るのに、何気にオフロードトレーニングが有効だったり。
ロードレーサーで舗装道を走るだけなら、距離だけ走り込めばよさそうですが、MTBでの未舗装路トレーニングを加えれば、コントロール能力が養われます。結果、時々現れる障害物や工事区間でも安全かつストレスフリーに走行でき、ライダーとしてのキャパが拡がる、的な。
不得意なことをキャリアの軸に据える必要はないでしょうが、今後のキャリアを見据えたときに、得意を活かすためと思えば、不得意を克服するモチベーションも揚がるというもの。
そうやって多少の不得意を克服しながら、世間でいう定年ぐらいまでにライター1本でやっていけるようになる。そのための積み重ねが目先の日銭稼ぎより大切だと今は考えています。もっとも家の修繕でも発生したら悠長に構えていられませんが、それはそうなった時にバイトでもUberでも考えますw
今後の方向性
ライターとしての方向性ですが、まだ迷っています。「人」にフォーカスしたい気持ちを優先してインタビューライターを目指すもよし、このままマーケティングを極めるもよし。どちらも楽しそう♪
…と、自分なりのキャリアデザイン構築をする毎日です。
キャリアデザインはライフイベントに応じて更新する必要があるため、ライター+物流業という考え方も今後変えるかもしれません。キャリアには偶発性が付き物なので、現在の解を結論と考えず、スクラップ&ビルドを繰り返していくつもりです。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥この続きをみるには‥‥‥‥‥‥=^_^=‥‥‥‥
ご安心下さい無料です(笑)(笑)
…この先は単なるおせっかいなので、介護関係者以外はスルーしてくださいw
現在、介護職として在職中の方々には、自身のキャリア・方向性を職場内外で見据えていただきたい。業界を離れた人間に言われたくないかもしれませんが…私のように「安定しているから」とボーっと過ごしてはダメですw
職場を遷る
昇進する
ケアマネor社福の資格を取る
事業所つくる
副業を始める
起業する etc.
どんな働き方が自分にとってベストなのか考え、計画・行動しましょう。介護業界の未来を変える!と尽力されている方々もたくさん知っていますし、道はひとつじゃないはずです。
業界を離れるにせよ、留まるにせよ、たまには今の状況を職場や業界の外から見てみると、刺激や発見があると思いますよ!