チャリーモの「バイクビジネス」
京都に移住して3年目の春です。
鹿児島を旅立つときには「京都で(また)カフェをやるぞ!」と息巻いていたのですが、大家と不動産屋の契約不履行でカフェをオープンすることができず、途方に暮れた私たち夫婦は東九条にあるコラボアースE9というコワーキングスペースに登録したのでした。
いわゆる「シェアオフィス」と言われるカテゴリーなのですが、蓋を開くと常識的なシェアオフィスとは一線を画するとても面白い仕組みのところでした。
とは言っても、私たちとて初めてのシェアオフィス体験なので、これが正常なのか異常なのか?客観的にはよくわかっていないのですが。
「どんなところが他のシェアオフィスと違うのか?」
他社、異業種間でも交流がとても盛んです。
仕事やお金にことを真面目に考えている大人同士が出逢いますから、すぐに深いところまで話ができる親友ができやすい気風です。
シェアオフィス=場所貸しではない。知恵の共有空間である。
異業種で年齢層の幅もあり、収入も様々ですが志はほとんど一緒!というような起業家が集っています。
欲しい知識も細かい違いはあれどだいたい似てきます。
このシェアオフィスの経営者(若干34歳)が優れているのは、このみんなが欲しいビジネス上の知恵やスキルをみんなに共有したい!という意欲がとても強いことです。
コロナ禍の前は積極的にセミナーやイベントを開催し、ビジネス上のノウハウや体験談の共有などを行ったり、悩みを抱えた起業家(とはいえ人間)のブラッシュアップ会をしていました。
コロナ時代に突入してからも業務を縮小することなく、それまでやっていたワークショップやセミナーやブラッシュアップ会のほとんどをオンライン化し、それだけでは飽き足らず会員だけが閲覧することができる独自の動画コンテンツ(いわゆるテレビ番組ですね)まで立ち上げてしまったのです。
おっと、私の新ビジネスの説明をするはずが、登録しているシェアオフィスの概要の説明になってしまいました。
でも、前段としてこの説明は不可欠だったんです。
なぜならば、この新しいビジネスはこのシェアオフィスで友人になった仲間と始めたものだからです。
簡単にいうと「乗られなくなって海外に流出したり鉄屑にされる前のバイクをサルベージしてピカピカにして再利用しようじゃないか!」というビジネスです。
これはベスパを引き上げに行った時の画像。
鉄バイクは錆びるけど、これはこれでいい味なんだよね。
キック一発。普通に乗れる。曲がる、止まる。(試乗してるのが相方)
スズキのバンバン。50ccは絶滅危惧種です。サルベージ!
でもメインの取り扱い車種はホンダのカブ系の横型エンジンを積んだバイクです。
中でも収納がしやすいモンキーやゴリラが主力車種です。
取り扱い車種を増やすとストックパーツの量も膨大になってしまいますからね。だからベスパとバンバンはイレギュラーです。
相方の4Lモンキーと連んで走ることが多いベスパ。
ベスパはほとんど鉄の塊だから重い思い。この位置に上げるのが毎日大変です。
CL50。これが僕の日常の足です。
最近ゴリラも入庫しました。隣のメッキモンキーが目下の課題です。
バラバラにして、ピカピカに磨いて電線やホースを繋いで組み上げます。
そして元気になりました!
もう少し調整をして販売に回します!