江花隆一郎

2003年より基本中国(蘇州)在住。蘇州無錫で雑誌発行と人材紹介の会社を立ち上げて21…

江花隆一郎

2003年より基本中国(蘇州)在住。蘇州無錫で雑誌発行と人材紹介の会社を立ち上げて21年目。現在コロナ禍で一時帰国中。#中国 #就職 #採用 #人材 最近は完全フルメイクの #KISS カバーバンドのVo. としても活動中★_^ 本職はドラマー🥁 szscope.com

最近の記事

  • 固定された記事

中国と関わって20年

はじめまして。早いもので中国と関わって20年が経過しました。 私の場合、留学で来たとか意志を持って渡中したとかではなく、もともとは駐在員として中国にやって来ました。 もちろんそれ以前(2000年頃)から会社が中国関連ビジネスを始めたので中国との関わりはそれ以来になります。 来中したのは2003年、今年で19年目になりますが、2010年からは当時の中国子会社を引き継ぐ形で独立しています。 この間、いろいろな事業をやり、上手くいったこともあれば、大失敗をしたこともあります

    • 1月8日より中国入国時の隔離措置撤廃、他、新型コロナ感染症に関する新たな情報2022年12月27日現在

       さて、12月7日以降、新型コロナ感染対策の最適化が一気に進んだ中国ですが、既報の通りこれにより感染者数が一気に増えてきております。一部で薬品不足や医療リソースの不足も伝えられていますが、蘇州市においては比較的落ち着いているようです。  またそんな中、中国政府では1月8日から入国時の集中隔離撤廃を発表しました。さらに新型コロナ感染症対策の最適化を図り経済の回復を目指す方針です。 1.【入国時の隔離撤廃】1月8日より中国入国時の集中隔離を撤廃  中国政府は26日、新型コロ

      • 蘇州新区「商業街」の今...Vol.2

        日系企業の微信(Wechat)公衆号の凍結前回は蘇州新区淮海街、通称「商業街」における日本語使用の禁止についての現状を書いた。 しかしそれは政府による反日的な施策なのだろうか? また8月の台湾問題との関連はあるのだろうか? 本来ならこのVol.2ではそれについての考察を書くつもりだったのだが、そんなことを考えている内に今週ある衝撃的なニュースが飛び込んできた。 無錫のある日系企業が開設していた微信(Wechat)の公衆号(企業ページ)が凍結されたというのだ。 これはその企

        • 蘇州新区「商業街」の今... Vol.1

          ■俺はこの街を愛し、そして憎んだ… 蘇州新区淮海街。 通称「商業街」として在蘇州の日本人に愛されてきた街だ。 そんな商業街に今異変が起きている。 私は2003年12月に在住日本人向けの日本語フリーペーパーを創刊するために初めてこの街にやって来た。 片側一車線ずつ、およそ15mほどの道幅の小さな通りには、当時、約50軒ほどの日本料理店と約40軒ほどの日式クラブ、バー、スナックが建ち並んでいた。 初めてこの街を訪れたのは前述の通り12月の真冬の昼さがりだったため、開いている店

        • 固定された記事

        中国と関わって20年

          隣人との関係、付き合い方

          大分ご無沙汰してしまいました。 さて、まずは自虐ネタから。 私事で恐縮だが、昨年、ある中国人の友人にお金を貸した。 それなりの額であるが、信用して貸したので借用書はない。 一向に返す気配がなく、こちらも入用が出来たので返して欲しいとお願いした。 その答えは「逆切れ」。 しかも、さらに貸してくれと言って来た。 もちろん私はそんな事は出来ない、と回答。 するとまた「逆切れ」。 まずは貸したことに対しての感謝の気持ちも言葉も無い。 そして返して欲しいという正当な要求に対して逆

          隣人との関係、付き合い方

          中国の変質とウクライナ

          中国という国を知る者として…などと大言壮語する立場にはないが、ひと言言いたい。 以下は完全に個人としての見解というかリアルに経験し感じたことである。 私は約20年前の2003年に当時所属していた会社の辞令により駐在員として中国に渡った。 正確には2001年頃から中国とのビジネスに関わり始めたのだが、当時の中国と今の中国を比較すると国としての中国も人としての中国人も完全に変質してしまった。 あの当時の中国はまだまだ発展途上であり、多くの人民の月収は日本円で月に1〜2万円

          中国の変質とウクライナ

          任侠映画と組織のモチベーション

          古き良き昭和の世界 最近任侠Vシネマの「日本統一」にハマっている。 現時点でも40数話続いている超長編任侠モノだ。 私は10年ほど前から任侠モノが好きになり、菅原文太の「仁義なき戦い」、健さんの「唐獅子牡丹」などを見まくっている。 ここまで任侠モノと書いてきたがいわゆるヤクザ映画と言った方がわかりやすいだろう。 好きになるきっかけはまた別の機会に書くことにするが、なぜ好きなのか?というと、任侠モノには古き良き昭和を感じるからだ。 しかし実は「仁義なき戦い」はそれ以前、それ

          任侠映画と組織のモチベーション

          中国の選択

          中国はどこに向かおうとしているのか? 中国(以下、中共)は昨年夏以降、矢継ぎ早に大きな政策転換を発表して来た。 法改正を伴った主なものとしてしては、 ・ネット企業に対する規制 ・教育事業(学習塾)に対する規制 ・不動産投資への規制(銀行の貸出制限) ・暗号通貨取引の原則禁止 ・新規パスポートの発行停止 などが挙げられる。 中共を上げる訳ではないが、彼らは日本政府と違って無意味で場当たり的なお茶を濁すような施策は絶対に執らない。 必ず意味があり、時には数年後

          中国の選択

          見えている景色が同じとは限らない

          こんにちは。 私は中国で人材コンサルタントというものを生業としているのだけれども、世界中がコロナ禍に見舞われる前、つまり3年ほど前に日本の中堅スーパーから日本国内で中国人を正社員として雇用したいという依頼があり(注:研修生ではなく、あくまでも日本の大卒と全く同じ雇用形態)、これまで若干名の優秀な中国人を日本に送り込んだ。※この企業側の意図についても面白いのだが、その話は別の機会に書こうと思う。 しかし、ご存知の通り在留資格を不正に受給したり、偽造したりする外国人も多く、そ

          見えている景色が同じとは限らない

          アフガン救出作戦で思ったこと

          こんにちは。 本日、アフガニスタンから米軍が完全撤退した。 完全撤退と言っても残留している米国人の救出作戦については継続するとのこと。 しかし日本の自衛隊が送った輸送機は1人の日本人と十数人のアフガン人を救出したのみで本日中にも撤退するという。 しかし、まだアフガンには日本人とその協力者のアフガン人が数百人は残っていると言われ、今後の安否が非常に気になるところだ。 そこで今回思い出したことがある。私がかつて中国で経験した話だ。今思い出しても気分の悪くなる出来事だが、

          アフガン救出作戦で思ったこと